こんな悩みはありませんか?
- SEOを意識した記事の書き方を教えてほしい
- 読者と検索エンジンのどっちを意識して記事を書けばいいの?
- SEOライティングって何?
「記事を沢山書いているのに、アクセスがぜんぜん増えない」と悩むブログ運営者の方は多いでしょう。
サイトのアクセスを増やすためには、読者と検索エンジンの双方にとって読みやすい記事を書くことが求められます。
そのために重要なのが「SEOライティング」です。
ブログ記事は、紙面の小説などとは違い、検索エンジンも意識して読みやすい記事を書くことで、検索順位が上がります。
この記事では、読者と検索エンジンの双方を意識した、SEOライティングの基本テクニックについて解説します。
目次
SEOライティングの鉄則
SEOライティングは、読者と検索エンジンの双方にとって読みやすい記事が求められます。
以下は、Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドからの抜粋ですが、Googleは検索エンジンをユーザー(読者)の1つと位置づけ、ユーザーの便宜のために構築すべきと宣言しています。
ウェブサイトはユーザーの便宜のために構築するべきであり、すべての最適化はユーザー エクスペリエンスの向上のために調整する必要があります。検索エンジンはユーザーの 1 つであり、他のユーザーがコンテンツを見つけるのに役立っています。
検索エンジンも1ユーザーであり、検索エンジンを意識するあまり「検索ワードてんこ盛り」の読みにくい記事や、文章量だけやたら多い内容の薄い記事は、逆効果になると覚えておきましょう。
ここがポイント!
検索エンジンをユーザーの1つと位置付けていますが、厳密にいえば検索エンジンは人ではなくあくまでシステムです。
検索エンジンは、画像の内容が読み込めなかったりと、人間の読者とは異なる動きをする場合があるため「読者には関係ない検索エンジン向けのSEO対策」も必要になることは覚えておいてください。
SEOライティングの基本テクニック8選
読者と検索エンジンの双方にとって読みやすい記事を書くためには、まずは読者にとって読みやすい記事の書き方をマスターすべきです。
検索エンジン向けのSEO対策はありますが、SEOライティングの大部分は読者にとっての読みやすさを重視すれば事足ります。
「読者にとっての読みやすさ」という観点で、テクニックを8つ紹介します。
テクニック1. 見出しをつける
ブログ記事において、見出しは非常に重要な役割を果たします。
紙面の本にも必ず見出しが置かれているように、見出しにはブログ全体の構造を伝える役割があります。
見出しがわかりやすければ、「記事全体に何が書かれているか」を短時間で把握でき、読者は読みたいところだけを選択して読むことができます。
見出し作成のポイントは「本文を読まなくても、見出しで記事がおおまかに理解できる」「キーワードを入れる」の2点です。
ここがポイント!
クローラーが重要視する記事のテキストは、タイトル > 見出し > 本文 の順です。
そのため、見出しにキーワードをいれることで、記事で伝えたいキーワードをクローラーに伝えやすくなります。
また見出しも<h1>が最重要で、<h2>、<h3>と重要度は下がっていきます。
テクニック2. 冒頭でタイトルを補足する
記事の冒頭で、どんな方にとって価値があり、何が得られる記事なのかを意識して、タイトルを補足することが重要です。
例えば、「SEO対策のやり方」という記事タイトルの場合だと、以下のような記事が想定されます。
- SEO対策の概念
- SEO対策した記事の書き方
- HTML/CSSによるSEO対策
「SEO対策のやり方」というだけでは、読者が想定していた記事とは、違う内容が書いてあるかもしれません。
タイトルを具体的にすることも重要ですが、タイトルには文字数制限があるため、冒頭で「誰」に「どんな」価値があるかを補足することで、読者をがっかりさせずに済みます。
テクニック3. 1文40文字以内を意識する
一般的に読者が読みやすい文章は、1文40文字以下といわれています。
40文字に固執することはありませんが、読点や接続詞で何文も繋がれた文章は読みにくいです。
特に最近は、スマホで記事を読む方が増えているので、長い文章は画面全体を覆いつくし、読む気がなくなります。
以下に「読みづらい文章」を書いてみました。
読みづらい文章
昨今の新型コロナウイルスは大学生にも大きな猛威をふるっており、今年4月に上京したばかりだという男子大学生によると、アルバイトのシフトが減らされて収入が激減し、また同じく今年上京したばかりの女子大学生によると、親の仕送りだけでは生活費をまかなうことができないうえに、新型コロナウイルスの影響でアルバイトもできないため途方に暮れているとのことだ。
この文章は、読点と接続時を使い、いくつかの情報をひとまとめにしています。
読みやすい文章にするには、文章を意味ごとに分解することが重要です。
読みづらい文章の分解
- 昨今の新型コロナウイルスは大学生にも大きな猛威をふるっている
- 今年4月に上京した男子大学生は、アルバイトのシフトが減らされ収入が激減した
- 今年上京した女子大学生は、親の仕送りだけでは生活費をまかなうことができない
- 新型コロナウイルスの影響でアルバイトもできないため途方に暮れている
文章を意味ごとにわけると、同じ内容でも伝わりやすさが全然違います。
テクニック4. 適切に改行する
適切に改行をしていない文章は読みづらくなります。
適切な改行は、基本的には「句点」ごとに改行です。しかし、後ろの文章が前の文章を補足している場合は、改行しない方が読みやすい場合があります。
例えば、「また」や「しかし」などの接続詞で続く文章は、前の文章を補足しているため、改行しなくてもいいでしょう。
しかし、「長い文章は読みにくい」の法則もあるので、あまりにも長い文章になりそうであれば改行するといいでしょう。
適切に改行した文章
昨今の新型コロナウイルスは大学生にも大きな猛威をふるっている。
今年4月に上京した男子大学生は、アルバイトのシフトが減らされ、収入が激減したようだ。
また、今年上京した女子大学生は、親の仕送りだけでは生活費をまかなうことができない状況だ。
しかし、新型コロナウイルスの影響でアルバイトもできないため途方に暮れている。
テクニック5. 主語と述語を近づける
文章を構成しているのは主語(だれが/なにが)と述語(~する)です。
主語と述語の間が離れていると、論旨が曖昧になり、伝えたいことがはっきりと伝わらなくなってしまいます。
主語と述語が曖昧な文章
佐藤さんは、会社から帰る途中に喫茶店あずまに立ち寄る中村さんに会った。
この文章では「会社から帰る途中に喫茶店あずまに立ち寄る」のは「中村さん」です。
しかし、主語の「佐藤さん」が「会社から帰る途中に喫茶店あずまに立ち寄る」ような文章に見えます。
主語と述語を近づけると、以下のようになります。
主語と述語が明確な文章
会社から帰る途中に喫茶店あずまに立ち寄る中村さんに、佐藤さんは会った。
主語と述語の距離を意識して文章を書くだけで、読みやすさが大きく変わります。
テクニック6. 代名詞は極力避ける
「これ」「それ」「彼」などの代名詞を頻繁に利用すると、文脈を読み解く負荷が増え、読者は苦痛に感じます。
ブログの読者は、全文章を丁寧に読む方よりも、内容を飛ばして読む方が多いため、代名詞が何を指しているのかわからなくなる場合があります。
そのため、代名詞は極力使わず、固有名詞を使いましょう。
代名詞を使った悪い例
当サイトではアフィリエイトプログラムによって、商品を紹介させていただいております。
これは業者と提携し、販売している商品やサービスを紹介するシステムのことです。
固有名詞を使った良い例
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アフィリエイトプログラムとは業者と提携し、販売している商品やサービスを紹介するシステムのことです。
ここがポイント!
検索エンジンは代名詞が何を指すのか理解できません。
「この場所がおすすめ」と「沖縄がおすすめ」という言葉を、人間は文脈がくみ取れれば同じ意味だと理解できます。
しかし、検索エンジンには別の単語として認識されてしまうため、特にキーワードに代名詞を使うのはやめましょう。
テクニック7. 読者に合わせた言葉を使う
ブログの読者にあわせた言葉の使いかたや、漢字・ひらがな・カタカナのバランスを意識しましょう。
知識があればあるほど、難しい専門用語を解説なく使っていたり、難しい漢字を使いがちです。
専門用語を使うこと自体は悪いことではありませんが、読者層に合わせることが大切です。
読者に合わせていない言葉
ターゲットとなる読者層:ネットリテラシーの低い層
サーバーとは、クライアントからのリクエストに応じて、保管しておいたファイルを呼び出し、ファイルの構成により、指定されたホームページが表示する役割を担っています。
読者に合わせた言葉
ターゲットとなる読者層:ネットリテラシーの低い層
サーバーとは、ホームページの文章や画像などのデータを保存したり、ホームページが検索された時に、保存したデータを表示する役割があります。
ここがポイント!
SEO上、専門用語を使うこと自体は悪いことではありません。SEOを意識して意図的に専門用語を使う場合は、読者に合わせて専門用語の解説を付け加えましょう。
テクニック8. 誤字脱字を防ぐ
誤字脱字が1つでもあると、記事の信頼度が一気に落ちます。
一生懸命書いた記事でも、たった1つの誤字脱字で価値が下がってしまうので、何度も誤字脱字のチェックはすべきです。
やりやすい方法としては、Wordの文章校正機能が挙げられます。Word内のメニューにある「スペルチェックと文章校正」を押すと、自動で検閲され誤りと思われる言葉をピックアップしてくれます。
誤字脱字は読者にとって読みづらいだけでなく、クローラーにとっても読みづらいものとして判断されてしまいます。
検索エンジンにもマイナス評価となるので、気を付けて見返しましょう。
まとめ 30秒でこの記事を理解できる!
あらためて、SEOライティングの基本テクニック8選を確認しましょう。
- 見出しをつける
- 冒頭でタイトルを補足する
- 1文40文字以内を意識する
- 適切に改行する
- 主語と述語を近づける
- 代名詞は極力避ける
- 読者に合わせた言葉を使う
- 誤字脱字を防ぐ
以上8点が、SEOライティングの基本として、必ず押さえるべきテクニックでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。