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TOPIX(東証株価指数)とは?日経平均株価との違いについて解説

TOPIX

こんな悩みはありませんか?

  • TOPIXと日経平均株価の違いはなに?
  • TOPIXは株式投資にどのように使うの?

TOPIXと日経平均株価の違いがわからないと、株式投資の銘柄選定を間違えてしまう可能性があります。

どちらもマーケットの状況をつかむうえで重要な指標ですが、似て非なるもので、使い方も全く違います。

この記事では、TOPIXとは一体なにか?TOPIXと日経平均株価との違いは何か?株式投資にどう役立てるか?について解説しています。

TOPIXの概要は理解できるはずなので、今後の銘柄選定に役立てることができるでしょう。

結論として、TOPIXはマーケット全体の実態をあらかた掴むことはできますが、銘柄選定の段階ではあまり役立たないため、投資銘柄を探している方は参考程度に見てください。

それでは、本編をどうぞ!

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TOPIX(東証株価指数)とは

TOPIX(Tokyo Stock Price Index)とは、東京証券取引所一部に上場している全銘柄を対象に、算出・公表している株価指数のことです。

日本語では、東証株価指数と呼びます。

1968年(昭和43年)1月4日を基準日として、現在の時価総額がどのくらい増減したのかを数値化したものです。

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1968年(昭和43年)1月4日を基準日を100として、いまの時価総額を今の指数を算出します。

さらに詳しく!

時価総額とは、企業の規模や価値を示す指標のことで、「現在の株価×発行済株式数」の式で計算することができます。端的に言えば、簡単にいえば企業の規模や価値を簡単に測るときに使う指標です。

時価総額の詳しい内容が先に知りたい方は、以下の記事が参考になります。

基準となる1968年1月4日(昭和43年)は、TOPIXが開始した年のことです。

1968年1月4日の東証1部の時価総額は、「8兆6,020億円5,695万1,154円」でした。

この時価総額を、現在の時価総額と比較して、どのくらい増減したのかを表します。

日経平均株価は、平均株価を表すために、単位は「円」を使いますが、TOPIXでは、現在の時価総額を表すため「ポイント」を使います。

TOPIXの計算式

TOPIX=現在の時価総額÷1968年1月4日の時価総額×100ポイント

※1968年1月4日の時価総額=「8兆6,020億円5,695万1,154円」

例えば、2020年12月13日時点のTOPIXは、1,728.21ポイントでした。

言い換えると、東証1部の全銘柄の時価総額は、1968年と比較して約1,728倍になっていることがわかります。

2020年12月時点で東証1部に上場している銘柄数は2,176銘柄で、時価総額ランキング上位10位は、以下の通りです。

証券コード 銘柄時価総額現在値株価
7203トヨタ自動車25,516,6407,820
9984ソフトバンクグループ16,536,7017,913
6861キーエンス12,656,52852,040
9437NTTドコモ12,527,0823,880
6758ソニー12,431,5179,858
9432日本電信電話10,149,8532,602
9983ファーストリテイリング8,913,36984,030
4519中外製薬8,480,9205,051
7974任天堂7,944,90760,340
6594日本電産7,429,70412,640

参考:TOPIX 時価総額ランキング 上位10位(2020年12月13日 21:51時点を参照)

上位10銘柄は、東証全体の時価総額に与える影響が大きいため、上位銘柄の時価総額が変動した時にTOPIXも大きく動きます。

日経平均株価とTOPIXの違いは?

TOPIXと似ている指標が「日経平均株価」です。

日経平均株価は「日本経済新聞社」が、独自の基準で採用した225銘柄(全体の13%程度)の株価を合計して、平均株価を算出したものです。

TOPIXは「東京証券取引所」が発表しています!
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日経平均は「株価」だけが算定の対象であるのに対し、TOPIXは「株価」と「発行済株数」を計算した「時価総額」がベースとなっている違いがあります。

日経平均は225銘柄に絞っており、マーケット全体の動きとしてはTOPIXのほうが参考になります。

しかし、政府の景気判断等も日経平均がウォッチされるので、日経平均の数字が経済に与える影響はかなり大きいでしょう。

日経平均は「日本を代表する株式」であるため、景気の方向性を知るのに適しており、一方でTOPIXは、マーケット全体の実態をつかむことに適しています。

 

日経平均株価は一部の銘柄によって、224銘柄にも影響を及ぼす可能性もあります。

2020年12月時点で、ファーストリテイリングは日経平均株価の11.35%の比率を占めています。

ファーストリテイリングのように、1割近く占める銘柄は、景気変動したときの影響力が高いため、日経平均株価の224銘柄にも強く影響を与える可能性があります。

日経平均株価とTOPIXの違い、特徴についてまとめると以下の通りです。

項目日経平均株価TOPIX(東証株価指数)
対象銘柄東証1部上場の中で、日本経済新聞独自の基準で採用された225銘柄東証1部上場している全銘柄(外国株式除く)
計算方法225銘柄の株価を合計して、225銘柄数で割って計算する東証1部に上場している全銘柄の時価総額から、1968年1月4日の時価総額で割って、100を掛けて計算する
特徴TOPIXよりも、対象銘柄を絞っているため、一部の銘柄の株価変動によって影響が受けやすい。全銘柄の時価総額を対象としていること、特定の業界による株価変動をしたとしても、TOPIX全体には影響を受けにくい。

TOPIXを株式投資にどう活用する?

TOPIXは、日経平均株価と違い、比較的上位銘柄の影響をうけづらい特徴があります。

日経平均株価が大きく上昇していても、持ち株が全然上がらないときにTOPIXもチェックするといいでしょう。

TOPIXの上昇率が、日経平均株価の上昇率よりかなり低い場合が多いことがあるでしょう。

 

TOPIXは、日経平均株価よりも相場全体の値動きが読み取れるとはいえ、限界があります。

TOPIXは、銀行、貿易関連、自動車など時価総額が大きい銘柄に、どうしても値動きが左右されてしまう特徴があります。

また、東証1部上場であっても日経平均株価に採用されず、時価総額の小さい銘柄は、株価がいくら上昇しても日経平均株価には全く影響を与えませんし、TOPIXに与える影響もわずかです。

結局、日経平均株価とTOPIXだけではマーケット全体のことが理解できず、上位企業の影響を大きく受けると言わざるを得ません。

 

株式投資を行ううえで、TOPIXはあくまでマーケット全体をつかむことしかできません。

個別銘柄に投資する際は、日経平均株価やTOPIXだけをみて判断するのではなく、銘柄ごとに分析をして売買判断をしてください。

銘柄の分析には、会社四季報が役立ちます。会社四季報には株式投資に必要な情報がつまっているので、こちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ この記事が30秒で理解できる!

TOPIXは、東証1部に上場している銘柄の時価総額を、1968年1月4日(昭和43年)の時価総額と比較して表した指標です。

TOPIXは、日経平均株価と似て非なるもので、日経平均は景気の方向性を知るのに、TOPIXは、マーケット全体の実態をつかむことに適しています。

TOPIXは、東証1部に上場している全銘柄の時価総額を対象にしていることから、一部の銘柄の影響が受けにくい特徴があります。

いずれにせよ、TOPIXと日経平均株価だけで投資対象銘柄を選択するのはあまりにも危険なため、個別銘柄の分析を行ってから投資を行うべきでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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Taiki

サラリーマン兼ライター。投資の情報をブログを通して発信します。日本の金融リテラシーの教育場になることが目標。現在は、物流業界に勤める会社員の傍ら、投資を初心者に向けてわかりやすく解説しています。

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