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マザーズ(Mothers)とは?上場要件からみる株式投資のポイントを解説!

マザーズ

こんな悩みはありませんか?

  • マザーズ銘柄の上場する際の条件が知りたい!
  • マザーズと東証1部2部、JASDAQは、何が違うの?

東京証券取引所には、東証1部、東証2部以外にも、マザーズ(Mothers)やJASDAQ市場が存在します。

マザーズ市場は、新興企業を対象にしている株式市場であり、上場要件も東証1部、東証2部とはまるで違います。

マザーズ市場は、将来への期待感、成長性を上場時の評価要件としている点もあるため、高リスク高リターンの投資銘柄といえます。

この記事では、マザーズ市場の上場要件を中心に解説し、JASDAQとの違いなどにも触れています。

では、本編をどうぞ!

マザーズ(Mothers)とは

マザーズ(Mothers)とは、東京証券取引所において、主に新興企業が上場している株式市場の1つです。「Market of the high-growth and emerging stocks」の略称です。

マザーズに上場している企業は、将来的に、「東証一部・二部上場」を視野に入れた企業が多く、高い成長可能性を持ったベンチャー企業を対象にした市場です。

「東証一部・二部上場」と比較すると審査が緩いため、成長途中の企業も上場する市場です。

マザーズは、近い将来の市場第一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向けの市場です。そのため、申請会社には「高い成長可能性」を求めています。申請会社が高い成長可能性を有しているか否かについては、主幹事証券会社がビジネスモデルや事業環境などを基に評価・判断します。多くの成長企業に資金調達の場を提供するという観点から、その上場対象とする企業について、規模や業種などによる制限を設けていません。マザーズ上場後、多くの企業が市場第一部にステップアップしています。

引用:日本取引所グループ

マザーズ(Mothers)上場の基準

マザーズに上場するには形式要件実質審査基準を満たす必要があります。

以下は東京証券取引所の株式市場の「形式要件」です。マザーズは市場第一部(東証一部)や市場第二部(東証二部)と比較して条件がゆるいことがわかります。

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日本取引グループ 各市場の形式基準(一部抜粋)

注目すべきは、マザーズは「経営成績 財務状況」の基準がない点です。マザーズの場合は、成長可能性を期待する側面から過去の成績よりも、成長性を期待する側面から、過去の成績は判断基準になりません。

形式要件とは、上場における数値的な要件です。上場までに準備する株主数などが要件として設けられています。
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一方でマザーズでは、新規上場日の前日までに、500単位(単元)以上の新規上場申請に係る株券等の公募を行うことが条件として設けられています。

つまり、上場する前に一定数の投資家を募っておく必要があります。

 

以下は、東京証券取引所の株式市場の「実質審査基準」です。上場会社として必要とされる5つの適格要件で構成されており、各々の適格要件で合否を判断します。

実際の審査は、申請会社が東証に提出する「新規上場申請のための有価証券報告書(「Ⅰの部」及び「Ⅱの部」)」の内容等に沿って行います。

申請内容と申請会社へのヒアリング等を通して適格性を確認します。

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日本取引グループ 各市場の実質基準

マザーズは企業の成長性を条件とする側面上「事業計画合理性」が項目として挙げられている一方、「企業の継続及び収益性」が評価対象になっていません。

一方で、コーポレート・ガバナンスや内部管理体制の整備など、経営を適切に継続する上での管理体制の整備も条件として設けられています。

マザーズとJASDAQの違い

JASDAQ(ジャスダック)も、マザーズと同様に東京証券取引所で、主に新興企業が上場している株式市場の1つです。

大きな違いとしては、ジャスダックは一定の事業規模と実績を持つ企業が上場する「スタンダード」、高い成長可能性を持った企業が上場する「グロース」という2つの基準がある点です。

しかし、JASDAQのグロース株については、現在、新規上場等を停止しているため、スタンダート株の募集しかありません。

また、JASDAQスタンダート株は、市場第二部と募集要件が同じです。

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日本取引グループ 各市場の形式基準(一部抜粋)

JASDAQは、元々上場ではなく「店頭市場」として、2010年に東証の市場として開設される以前から新興企業向け市場として運営されていました。

そのため、新興企業とはいえすでにある程度の実績を重ねてきた企業が上場しているのがJASDAQ市場の特徴です。

マザーズ(Mothers)銘柄の特徴

マザーズ銘柄は、現在は345社が上場しています。代表的な銘柄だと、株式会社メルカリやfreee株式会社、弁護士ドットコム株式会社などです。

mothers銘柄 

Yahoo!ファイナンス マザーズ売上高(2021年3月5日更新)

マザーズ市場は、東証1部のような日本を代表する大企業が名を連ねている訳ではありません。

東証1部銘柄であれば、投資に伴うリスクは低いと考えられます。

東証一部銘柄は、短期で莫大な成長をすることも考えにくいため、低リスク低リターンになる可能性が高くなります。

一方で、マザーズ銘柄は、将来性に期待して上場するため、短期で企業が大幅に成長し、一攫千金が狙える可能性があります。

ただし、ベンチャー企業という側面上、経営が不安定で倒産や上場廃止となるリスクも高くなるので、高リスク高リターンが期待できる市場です。

巣ごもり需要で大きく値を上げたBASE

近年はコロナウイルスの巣ごもり需要などで、オンライン関連銘柄が好調でした。

香取慎吾さんがCMキャラクターを務める「BASE【4477】」は、Eコマースプラットフォーム、オンライン決済サービス「PAY.JP」を展開しており、巣ごもり消費の拡大を背景に大きく買われていた東証マザーズ銘柄です。

 

BASEは、2020年の通期決算での売上高は82億8800万円(前年同期比115.3%増)、営業利益は8億300万円、最終利益5億8400万円。同社初の通期の営業黒字決算となりました。

株価もコロナの影響をうけ、大きな上昇トレンドを迎えていることがわかります。

マザーズ銘柄は、ベンチャー企業という特性のため、コロナウイルスなどの外部要因が、企業の進退に大きくかかわります。

そのため、外部要因が株価にダイレクトに影響するため、東証1部目銘柄よりも慎重に取引する必要があります。

まとめ この記事が30秒で理解できる!

マザーズ(Mothers)は、東京証券取引所において、主に新興企業が上場している株式市場の1つです。

企業の将来性が上場時に評価されるため、株式投資の中では高リスク高リターンの投資です。

一攫千金が狙える可能性がある一方、倒産や上場廃止のリスクもあるので、銘柄選定はより慎重にならざるを得ないでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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Taiki

Taiki

サラリーマン兼ライター。投資の情報をブログを通して発信します。日本の金融リテラシーの教育場になることが目標。現在は、物流業界に勤める会社員の傍ら、投資を初心者に向けてわかりやすく解説しています。

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