こんな悩みはありませんか?
- 内部リンクの価値を教えてほしい
- 内部リンクの貼り方が知りたい
- WordPressでどのように内部リンクを貼るか教えてほしい
内部リンクとは、ある記事に自サイトの他記事をリンクとして貼ることや、自サイト内を行き交わせる仕組みのことを指します。
SEO対策のキーワードとして「外部リンク」という言葉もありますが、内部リンクとはリンクを貼っているサイトが異なります。
外部リンクは、他サイトが、自サイトの記事をリンクとして貼ることを指します。
つまり、リンクを自分で貼るのが「内部リンク」で、自分以外の誰かが貼るのが「外部リンク」です。
今回は、SEO対策における内部リンクの価値と、SEOを意識した適切な内部リンクの貼り方について解説します。
WordPressで内部リンクを貼る方法も解説するので、今すぐ内部リンクを貼ることもできます。
WordPressで内部リンクを貼る方法はこちら(ページ下部に飛びます)
SEOを意識したブログ記事の書き方についてはこちらの記事で解説しています。 続きを見る
【有料級】SEOに強いブログ記事の書き方13ポイントにわけて解説!
目次
SEO対策における内部リンクの価値
まず、内部リンクがなぜSEO対策に効果的なのかについて解説します。
Webサイトの関連性や専門性が高まるから
内部リンクを貼ることで、記事同士の関連性や専門性が高まります。
これは、Googleが「検索品質評価ガイドラインで最も評価する」と公式発表したポイントであり、検索順位についても大きく影響を与える要素です。
さらに詳しく!
GoogleはE-A-Tを重視すると述べています。このE-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字であり、Webサイトの「専門性」「権威性」「信頼性」がSEOに重要であることを示しています。
SEOで重要な「E-A-T」についてはこちらの記事で解説しています。 続きを見る
E-A-Tとは?SEO対策に最重要なポイントを解説!個人ブログを収益化する戦略も公開!
ページランクが上がるから
Webページには、それぞれページランクという評価があります。
そして、ページランクは内部リンクによって評価を多少引き継ぐことができます。
つまり、「ページランクが高いページ」に内部リンクとして貼った記事の評価が微増するということです。
この考え方のことをリンクジュースと言います。
ユーザーの滞在時間が伸びるから
Amazonなどのネットショッピングサイトで自分だけのおすすめ商品が表示されるように、またはYouTubeで関連動画が表示されるように、関連するコンテンツが表示されているとついついクリックしたくなってしまいます。
同様に、記事の中に関連する記事が載っていると、ユーザーはクリックしてしまい、その記事を読みます。
つまり、ユーザーがWebサイト内に滞在する時間を伸ばすことができます。
この「滞在時間」はSEO上非常に重要な要素の1つです。
滞在時間が伸びるということは、それだけユーザーが求めている情報が載っている「質の高い記事」と判断されるからです。
また、Webサイト内を巡回することでセッション数も増え、滞在時間同様のSEO上の効果が表れます。
内部リンク最適化の基本
内部リンクを最適な形で貼るには、内部リンク最適化の基本的な考え方を理解しておく必要があります。
内部リンクを貼るうえで意識したい3点は、以下の通りです。
- クローラーを巡回しやすくする
- ユーザビリティを高める
- 検索意図を意識する
それぞれ詳しく解説していきます。
クローラーを巡回しやすくする
クローラーとは、インターネット上を巡回するプログラムのことで「検索ロボット」「ボット」「スパイダー」とも呼ばれます。
このクローラーがインターネット上を巡回(クローリング)することで、インターネット上にあるコンテンツの質を判断し、検索順位に反映されるのです。
つまり、クローラーが検索順位を決めているということです。
Webサイトをクローラーに高く評価してもらうためには、様々な観点がありますが、そのうちの1つに「Webサイト内の巡回しやすさ」があります。
クローラーはリンクをたどってページを見つけ、評価していきます。
内部リンクが適切に貼られていることで、Webサイト内を巡回しやすくなり、専門性や関連性のあるWebサイトとして評価されやすくなります。
内部リンクが貼られていなかったり、最適な形でないと、クローラーが巡回しづらくなり、専門性や関連性の低い「質の低いWebサイト」と評価されてしまいます。
SEOで重要なクローラーについてはこちらの記事で解説しています。 続きを見る
クローラーとは?検索順位を左右する5つのポイント
ユーザビリティを高める
ロボットであるクローラーだけでなく、Webサイトに訪れたユーザー(読者)の利便性を高める働きも内部リンクにはあります。
例えば、この記事は「内部リンク」についての記事ですが、「クローラー」についての説明も簡単にしました。
この記事に訪れたユーザー(あなた)が「クローラー」を詳しく知らなかった場合、内部リンクとして「クローラーに関する記事はこちら」と誘導されていたら助かるはずです。
「クローラー とは」などと検索する手間が省けるからです。
こういった理由で、内部リンクがユーザビリティを高め、ユーザビリティを重視するGoogleにも評価されます。
検索意図を意識する
内部リンクを貼る際には、ユーザーの検索意図を意識しなければいけません。
先ほどの例で考えると、この「内部リンク」に関する記事に訪れたユーザーへ「株式投資の始め方」という記事を内部リンクで貼りつけても意味はありません。
なぜなら検索意図が全く異なり、関連性のないものを内部リンクとして貼っているからです。
そこで、「SEOとはなにか」というブログに関する記事を貼ればいいかというと、必ずしもそうではありません。
なぜなら「内部リンクの貼り方」について調べるユーザーは、「SEOとはなにか」を知っているうえで具体的な方法を調べているからです。つまり、すでに知っている知識に関する記事を内部リンクにしても、需要が無いので意味をなしません。
このように、検索意図をしっかりと考えて、内部リンクを貼る必要があります。
正解はありませんが、しっかりと考えることで正解に近づくことはできます。
ブログにおけるユーザーの検索意図についてはこちらの記事で詳しく解説しています。 続きを見る
SEOで最重要の検索意図(インテント)を解説!3つの種類と優先順位とは?
最適な内部リンクの貼り方
それでは、SEO上最適な内部リンクの貼り方について解説します。
ここに注意!
内部リンクは貼れるだけ貼ればいいというものではありません。
クローラーが巡回しきれなくなってしまったり、ユーザビリティが下がってしまったりするからです。
あくまでもメインの記事を邪魔しない程度に、デザインを崩さない程度に内部リンクを貼りましょう。
<a>タグを最適化する
内部リンクを貼る際には、必ず<a>タグでリンクを貼りましょう。
<a>タグとは、サイト内のテキストをクリックしたら、他のページへとリンクしてくれるタグのことです。
例えばこの記事の冒頭文では、以下のように内部リンクを貼りました。
これはあくまでも実際のページ上で見える内部リンクですが、その裏側であるコードを編集画面の「テキスト」で見てみると、以下のようになっています。
青線部分が<a>と</a>で囲まれていることがわかります。
これが<a>タグですが、どこを<a>タグに設定するかが重要になってきます。
よくWebサイトで「こちら」や「コチラ」に青線でリンクが貼られているのを見たことがあるかもしれませんが、それでは意味を成しません。
<a>タグで囲う部分は、必ず「内部リンク先の記事の内容がどのようなものかわかる」部分を選びましょう。
今回の場合だと、「SEOを意識したブログ記事の書き方について」という部分にリンク先のURLを挿入しています。
良い例:SEOを意識したブログ記事の書き方についてはこちら!
悪い例:詳しくはこちら!
重要な記事に内部リンクを集める
重要な記事に内部リンクを集めるように貼りましょう。
重要な記事とは、上位表示させたい記事や収益の柱になる記事などを指します。
多くの内部リンクが集まることで、重要な記事が質の高い記事だという評価を受けるからです。
ここがポイント!
内部リンクが適切に貼られているか、リンク先にたどり着けるかを定期的に確認しましょう。
WordPressで内部リンクを貼る方法
実際にWordPressで内部リンクを貼る方法について解説します。
ちなみに当サイトで使用しているWordPressテーマは「AFFINGER5」です。
リンクボタンを使う方法
今回はクラシックエディターで行いますが、グーテンベルグのエディターでも同様です。
テキストを入力する
まずは、内部リンクを貼るテキストを入力します。
今回の場合は、「SEOを意識したブログ記事の書き方についてはこちらの記事で解説しています。」と入力しました。
<a>タグを設定する部分を太字にする
続いて、<a>タグを設定する部分を太字にします。
リンク先の内容を端的に表す部分を選択したほうが良いので、今回は「SEOを意識したブログ記事の書き方について」の部分を選択し、左上の「B」マークで太字にしました。
リンクを挿入する
続いて、<a>タグを設定する部分(太字にした部分)を再度選択し、真ん中上の「リンクマーク」をクリックします。
その後、挿入部分にボックスが表示されるので、該当のURLを挿入します。
最後に青い四角に囲まれた③の矢印をクリックすると、リンクが挿入できます。
まとめ
今回は、SEO対策において非常に重要な「内部リンク」について解説しました。
内部リンクを貼るうえで、意識しておくべき点は以下の3点です。
- クローラーを巡回しやすくする
- ユーザビリティを高める
- 検索意図を意識する
内部リンクを最適な形で貼り、サイト内を適切に整理することで、クローラーが巡回しやすくなるだけでなく、ユーザーの利便性も高まります。
SEO対策をしてアクセス数を増やしましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。