こんな悩みはありませんか?
- どのフリマアプリがおすすめなの?
- フリマアプリそれぞれの手数料を知りたい!
- どのフリマアプリで商品を出品すればいいの?
今回の記事では、人気のフリマアプリ「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
目次
フリマアプリの特徴
フリマアプリは「フリーマーケットアプリ」の略語で、インターネット上で商品を売り買いできます。
スマートフォンにアプリをインストールすることで、誰でも利用することができます。
特徴1. 利用料は無料、販売手数料がかかる
フリマアプリはインストール、出品に関して料金がかかりません。
販売している商品が売れた際に、販売価格に対して約3%~10%の販売手数料がかかります。
例えば、販売手数料が10%の場合、1,000円の商品を販売したら100円を販売手数料として、フリマアプリに支払います。
特徴2. 商品を気軽に出品できる
フリマアプリは、商品の出品が非常に簡単です。
出品したい商品の写真を撮影し、商品の説明文を記入するだけなので、1商品5分で出品できます。
特徴3. 匿名で商品の出品・発送が可能
商品を出品する時に、購入者に自分の名前や住所を知られたくない方も多いと思います。
フリマアプリは、基本的に匿名で商品を出品・発送が可能なため、安心して利用することができます。
ここがポイント!
郵便局から普通郵便を用いて配送する場合は、自分の名前や住所を記載する必要があります。
「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」の比較
フリマアプリは、2013年7月に「メルカリ」がサービスを開始したのを筆頭に、今では1兆円を超える市場です。
その大きな市場を支える主要な3つのアプリ「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」について解説します。
まずは、下記で3つのフリマアプリを比較しましたのでご覧ください。
メルカリ | ラクマ | PayPayフリマ | |
---|---|---|---|
ダウンロード数 | 約7,500万ダウンロード | 約2,000万ダウンロード | 約300万ダウンロード |
販売手数料 | 10% | 3.85% | 10% |
売上金使い道 | ・銀行振込 ・メルペイとして利用 ・フリマ内商品購入 | ・銀行振込 ・楽天キャッシュにチャージ ・フリマ内商品購入 | ・銀行振込 ・PayPayにチャージ ・フリマ内商品購入 |
現金振込手数料 | 200円 | 210円 (楽天銀行へ1万円以上振込の場合は無料) | 100円 (ジャパンネット銀行へ振込の場合は無料) |
売上金の申請期限 | 6ヶ月 本人確認すれば期限なし | 1年 | 6ヶ月 |
配送サービス | メルカリ便 175円〜 最大450サイズまで | ラクマパック 179円~ 最大170サイズまで | ・ヤフネコ!パック ・ゆうパック・ゆうパケット 195円~ 最大170サイズまで |
匿名配送 | |||
集荷サービス | |||
ロッカーから配送 | |||
ブロック機能 | |||
購入前申請 | |||
招待コード | 500ポイント | 100ポイント | |
ポイント期限 | キャンペーンによる 招待コードは180日 | キャンペーンによる 招待コードは7日 | 無期限 (PayPayボーナスライトのみ60日) |
バーコード出品 | |||
PC版 |
「メルカリ」のメリット・デメリット
メルカリは、日本で一番ユーザーの多いフリマアプリです。
2018年6月には東京マザーズに上場し、一時8,000億円超の時価総額をつけた企業です。
「メルカリ」のメリット
メルカリを利用するメリットは、3つあります。
- 利用者数が多いため、商品が売れやすい
- 「メルカリ便」が安い
- サービスが充実している
メルカリは、国内最大の7,500万ダウンロードを超えています。利用者が多いため、販売した商品は比較的売れやすいのが特徴です。
また、メルカリの配送サービスである「メルカリ便」は他のフリマアプリと比べて送料が安いです。
対応できる大きさも、ラクマの配送サービスである「ラクマパック」は最大170サイズに対し、メルカリ便は、最大450サイズまで対応可能です。
ここがポイント!
170サイズとは、段ボールの縦、横、高さの合計が170cm以内に収まる大きさを意味しています。つまり450サイズは、段ボールの縦、横、高さの合計が450cm以内に収まる大きさです。
そのため、170サイズを超える大きな商品を扱う場合は、メルカリを利用することで簡単に配送できます。
さらに、メルカリ便は匿名配送サービスが充実しています。
メルカリ便は、クロネコヤマトと提携した「らくらくメルカリ便」と、日本郵便と提携した「ゆうゆうメルカリ便」がありますが、どちらも匿名配送に対応しています。
ここに注意!
ラクマの場合、匿名配送サービスはありますが、日本郵便と提携している郵便局・ローソンからの発送でないと匿名配送ができません。
匿名配送を希望する方にとっては、メルカリはおすすめです。
「メルカリ」のデメリット
メルカリのデメリットは、2つあります。
- 販売手数料が高い
- 売上金を現金化するのに手数料がかかる
メルカリは、販売手数料が10%に対し、ラクマは3.85%です。
販売価格が高いほど手数料の影響は大きくなるため、販売手数料を気にする方や、価格の高い商品を出品する方は、ラクマがおすすめです。
また、売上金を現金として利用するためには、売上金を銀行口座に振り込む必要があります。
ラクマやPayPayフリマは、条件が合えば振込手数料を無料に抑えることが可能ですが、メルカリの場合は、必ず振込手数料(200円)が発生します。
売上金を現金で利用したい場合は、メルカリよりも、ラクマやPayPayフリマを利用することをおすすめします。
「ラクマ」のメリット・デメリット
ラクマは、株式会社楽天が運営しているフリマアプリです。
もともと、ファッションアイテムを中心とした女性向けフリマアプリ「フリル」を前身としており、2016年に楽天が買収したことで「ラクマ」が誕生しました。
そのため、女性利用者が多く、女性向けファッションアイテムが売れやすい特徴があります。
「ラクマ」のメリット
ラクマのメリットは、3つあります。
- 販売手数料が安い
- 振込先を楽天銀行にすることで、売上金の振込手数料が無料
- 購入申請を利用できる
ラクマの一番の魅力は、販売手数料が安いことです。
ラクマの販売手数料が3.85%に対し、メルカリやPayPayフリマは10%のため、ラクマがの方がかなり販売手数料が安いことが分かります。
また、メルカリの場合、売上金から銀行に振り込むことで手数料(200円)が発生しますが、ラクマの場合、振込先を楽天銀行にすることで、振込手数料が無料になります。
ここに注意!
振込先が楽天銀行の場合でも、振込金額が1万円以下の場合は振込手数料(210円)が発生します。
他にも、ラクマには「購入申請」という独自の仕組みがあります。
購入申請とは、購入者が商品を購入前に、商品を購入したい希望を出品者に伝える義務が発生する仕組みのことです。
購入前申請を利用した場合、出品者が購入を許可しない限り、商品は購入されません。
つまり、出品者は購入者を選ぶことができるようになります。
例えば、トラブルを避けるために低評価が多い利用者と取引したくない場合、購入前申請を利用することで、評価の高い利用者のみ購入を許可することができます。
他にも、メッセージなどで特定の方に販売する約束が決まった商品を、他の方に購入されるような事態を防ぐことも可能です。
ここに注意!
購入申請は、出品者が購入を許可する段取りが増えるため、早く購入したい方から購入を避けられる場合もあります。
そのため、購入申請を利用しない方が売れやすい傾向があります。
「ラクマ」のデメリット
ラクマのデメリットは、2つあります。
- メルカリやPayPayフリマに比べて売れにくい
- 送料がメルカリ便に比べて高い
ラクマは、メルカリやPayPayフリマに比べて売れにくい傾向があります。
メルカリよりも売れにくい理由は、利用者数が少ないからです。利用者数が多ければ、その分商品が売れる確率は高くなります。
PayPayフリマより売れにくい理由は、ラクマは女性の利用者が多い傾向にあるため、売れやすい商品が限られているからです。
PayPayフリマの場合、明確な利用者層は分かりませんが、テレビCMでも充分に広告されていたため、男女比・年齢層がラクマに比べて幅広く安定しています。
もちろん、必ずメルカリやPayPayフリマよりも売れないとは言い切れませんが、私が1年間3つのフリマアプリを利用した結果、売れにくい傾向がありました。
また、ラクマの配送サービスであるラクマパックは、メルカリ便に比べて100円~200円ほど高い傾向があります。下記の表を参考にしてください。
メルカリ便 | ラクマパック | |
---|---|---|
ネコポス | 195円 | 200円 |
宅急便コンパクト | 450円 | 530円 |
宅急便60サイズ | 700円 | 800円 |
宅急便80サイズ | 800円 | 900円 |
宅急便100サイズ | 1,000円 | 1,150円 |
宅急便120サイズ | 1,100円 | 1,350円 |
宅急便140サイズ | 1,300円 | 1,500円 |
宅急便160サイズ | 1,600円 | 1,500円 |
ゆうパケット | 175円 | 179円 |
ゆうパック60サイズ | 700円 | 700円 |
ゆうパック80サイズ | 800円 | 900円 |
ゆうパック100サイズ | 1,000円 | 1,150円 |
「PayPayフリマ」のメリット・デメリット
PayPayフリマは、2019年10月にソフトバンクとヤフーが設立したPayPay株式会社が運営するフリマアプリです。
後発法人のためユーザ数は少ないものの、2019年にPayPay100億円キャンペーンを行うなどしてCMに取り上げられ、市場に認知されているサービスです。
PayPayは全国170万カ所でキャッシュレス決済ができ、非常に便利なサービスとなっています。
PayPayフリマで商品を購入する際に、PayPayには決済額の1%ボーナスが付与されます。
「PayPayフリマ」のメリット
PayPayフリマのメリットは、2つあります。
- 「ヤフオク!」と同時に出品することができる
- 売上金がPayPayで使える
PayPayフリマは、1999年にサービスを開始したオークションサイトである「ヤフオク!」にPayPayフリマと同時に出品することができます。
PayPayフリマだけに出品することは可能ですが、ヤフオク!にも同時に出品することで、売れる確率は高くなります。
ここに注意!
メルカリやラクマの場合、複数のフリマアプリに同じ商品を同時に出品することは、規約違反となります。
また、Paypayが利用できる170万か所の店舗で、売上金をつかえるのも大きなメリットです。
「PayPayフリマ」のデメリット
PayPayフリマには大きなデメリットがあります。
- 普通郵便で発送できないこと
メルカリやラクマは、メルカリ便やラクマパックのように配送サービスがありますが、その他にも郵便局から普通郵便で発送できます。
そのため、匿名で発送することにこだわりがなければ、普通郵便で発送することで送料を抑えることも可能です。
しかし、PayPayフリマの場合は、普通郵便で発送することができません。
配送方法は、「ヤフネコ!パック」「ゆうパック・ゆうパケット」のみに限られます。
普通郵便で発送した方が、送料を抑えられる場合がありますが、PayPayフリマを利用した場合は、普通郵便での発送はできないため、デメリットと言えます。
まとめ 30秒でこの記事が理解できる!
今回は、国内の主要なフリマアプリ3つのメリット・デメリットについて解説しました。
メルカリ | ラクマ | PayPayフリマ | |
---|---|---|---|
ダウンロード数 | 約7,500万ダウンロード | 約2,000万ダウンロード | 約300万ダウンロード |
販売手数料 | 10% | 3.85% | 10% |
売上金使い道 | ・銀行振込 ・メルペイとして利用 ・フリマ内商品購入 | ・銀行振込 ・楽天キャッシュにチャージ ・フリマ内商品購入 | ・銀行振込 ・PayPayにチャージ ・フリマ内商品購入 |
現金振込手数料 | 200円 | 210円 (楽天銀行へ1万円以上振込の場合は無料) | 100円 (ジャパンネット銀行へ振込の場合は無料) |
売上金の申請期限 | 6ヶ月 本人確認すれば期限なし | 1年 | 6ヶ月 |
配送サービス | メルカリ便 175円〜 最大450サイズまで | ラクマパック 179円~ 最大170サイズまで | ・ヤフネコ!パック ・ゆうパック・ゆうパケット 195円~ 最大170サイズまで |
匿名配送 | |||
集荷サービス | |||
ロッカーから配送 | |||
ブロック機能 | |||
購入前申請 | |||
招待コード | 500ポイント | 100ポイント | |
ポイント期限 | キャンペーンによる 招待コードは180日 | キャンペーンによる 招待コードは7日 | 無期限 (PayPayボーナスライトのみ60日) |
バーコード出品 | |||
PC版 |
「メルカリ」のメリット
- 利用者数が多いため、商品が売れやすい
- 「メルカリ便」が安くてサービスが充実
「メルカリ」のデメリット
- 販売手数料が高い
- 売上金を現金化するのに手数料がかかる
「ラクマ」のメリット
- 販売手数料が安い
- 振込先を楽天銀行にすることで、売上金の振込手数料が無料
- 購入申請を利用できる
「ラクマ」のデメリット
- メルカリやPayPayフリマに比べて売れにくい
- 送料がメルカリ便に比べて高い
「PayPayフリマ」のメリット
- 「ヤフオク!」と同時に出品することができる
- 売上金がPayPayで使える
「PayPayフリマ」のデメリット
- 普通郵便で発送できないこと
でした。
あなたが、どのフリマアプリを利用するのが一番適しているのか参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。