んな悩みはありませんか?
- 会社四季報を用いて、株価の推移を知りたい
- 高値・安値・出来高の意味を知りたい
会社四季報の「株価」項目では、過去の高値・安値と直近3カ月の高値・安値・出来高が書いてあります。
本指標は、過去の株価に対して今が割高なのか割安なのかがわかり、また市場の活性度を測ることができます。
本記事では、会社四季報の「株価」の読み方について解説します。
会社四季報「株価」とは
「株価」の項目では、過去の株価の高値・安値について書かれています。
高値とは、1日・1週・1ヵ月・1年の単位ごとや上場したから今までの期間内の、株価の最高額です。
一方、安値とは、その逆で、株価の最安値を指します。
上場から直近までの株価の変動を知ることで、株式投資の判断材料にします。
ここでは、例として、任天堂(7974)を例に出して解説します。
ここがポイント!
過去の株価を確認する方法として、ヤフーファイナンスなどを用いてチャートで確認することができます。一方、直近での株価を確認したい場合は、会社四季報を用いて確認した方が、分析の手間も省けますし、ヤフーファイナンスとは別の見え方をします。
左上の「東証」の部分は、株価と出来高を登録・または新規登録を予定している証券取引所を指しています。
一般的に、出来高が1番高い証券取引所が採用されます。
任天堂(7974)の場合は、「東証」のため、東京証券取引所を指しています。
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他にも、名古屋証券取引所(名証)・大阪証券取引所(大証)があり、東京証券取引所と合わせて、「日本の三大市場」とも呼ばれています。
過去の高値・安値は、以下のようになります。(任天堂(7974)2020年度3月度)
上記の赤枠により、1962年から2018年の期間内の高値は、2007年の73,200円だったことになります。
一方、安値は、1965年の90円だったということになります。
また、カッコ内の数字は、年度・月を表示しています。
上記の赤枠により、2019年度の期間内での高値が、12月度で47,000円・安値が1月度で27,420円だったことになります。
上記の赤枠により、2020年1月~5月の期間内での高値が、4月度で47,270円になり、安値が3月度で31,880円だったことがわかります。
「6」での任天堂の場合は、1965年は安値が90円だったが、2007年度では、一気に成長を遂げて、高値が73,200円に到達したという見方ができます。
2019年・2020年1月度~5月度では、45,000円台に安定していることが分かりますね。
一方、安値は1965年(90円)と比較して、非常に上がっており、2020年度3月では、31,880円となっています。
【高値・安値・出来高】について
株価の下の項目には、直近3ヶ月間の「高値・安値・出来高」について書かれています。
出来万株とは、出来高という意味で、売買取引が成立した株数のことです。
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例えば、ある銘柄の100株を購入するために、買い注文を出したとします。
この場合は、100株の買い注文に対して、100株の売り注文が約定されたため、出来万株(出来高)は、100株となります。
会社四季報では、直近の3ヶ月間の出来高合計を、万株単位で書かれています。この出来高を発行済株式と割ることで、出来高回転率を求めることができます。
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出来高回転率とは、株式市場での流動性を測る指標のことで、売買回転率とも呼びます。
出来高回転率(売買回転率)は、「出来高÷発行済株式数」の式で、計算することができます。
出来高回転率が高いほど、その銘柄は株式市場での取引回数が頻繁に行われていることになります。
任天堂の過去の株価の高値・安値・出来高は以下のようになります。(2020年度3月度)
上記の赤枠により、2020年3月の期間内で、高値が42,490円・安値が31,880円・出来万株は3,974万株です。
上記の赤枠により、2020年4月の期間内で、高値が47,270円・安値が41,110円・出来万株は2,876万株です。
上記の赤枠により、2020年5月の期間内で、高値が46,100円・安値が43,100円・出来万株は1,903万株です。
「7」の項目では、直近3ヶ月間では、最高の高値が、2020年4月度の47,270円となります。
5月度の高値は、4月度と比較して、46,100円と減少しているが、安値は4月度と比較して、43,100円と上がっていることが分かりますね。
出来高は3月が3,974万株のため、直近3ヶ月間の中では、株式市場で取引回数が1番高かったことになります。
また、2020年5月度では1,903万株のため、直近3ヶ月に中で取引回数が1番低かったという見方ができます。
まとめ この記事が30秒で理解できる!
この記事では、【株価の高値・安値】【株価の高値・安値・出来高】について解説しました。
「【株価の高値・安値】の項目では、上場してから今までの「株価の高値・安値」を確認できます。
また、【株価の高値・安値・出来高】の項目では、直近3ヶ月間の株価の「高値・安値・出来高」について書かれていました。
直近3ヶ月間の株式市場での取引回数の指標である出来高を参照しながら、過去の高値・安値を確認することで、その企業の業績などを判断する材料になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。