- 会社四季報の【業種】の使い方が知りたい
- 会社四季報の【比較会社】の使い方が知りたい
会社四季報の「業種」「比較会社」は、業界における企業の立ち位置や、ライバル企業を見ることができます。
本記事では、会社四季報の「業績」「比較会社」の読み方について解説します。
会社四季報の「業種」「比較会社」
会社四季報の中で「業種」「比較会社」を、拡大したものが以下の画像です。
株式投資家からすると、「業種」と「比較会社」の項目は、銘柄選定において、業界における企業の立ち位置や、ライバル企業を簡単に見つけるのに役立ちます。
投資家目線でいえば「業種」「比較会社」は他の項目と比べると、重要な項目ではありません。この項目は銘柄の財務状況や業績を細かく分析するために設けられた訳ではありません。
「業種」「比較会社」は、銘柄を俯瞰するのに役立つ項目となっているため、これから株式銘柄を選定する方、まだ銘柄ぜんぜん絞り込めていない方が、投資対象の銘柄を絞り込む際に使い勝手のいい項目となります。
「業種」
「業種」の項目には、会社の業種・時価総額順位について書いてあります。
会社の業種は、東洋経済分類による業種名(小分類)をもとに分類されています。
時価総額順位は、同業種会社の中での時価総額の順位を示しています。
時価総額は、会社の規模・経営状態を表しているので、時価総額順位が高いほど、会社の規模が大きいことになります。
会社の規模が大きければ必ずしもいい訳ではありませんが、一般的に経営が安定しやすくリスクの低い投資対象といえます。一方で、リスクと相反するように利回りが低くなる傾向にあります。
「比較会社」
「比較会社」では、同業他社・類似業種の会社を、1社から3社ほど上げられています。
「比較会社」に挙げられる基準は、「時価総額が近い会社」「営業管轄地域が近い会社」の2点です。
投資銘柄を選定する際には、投資予定の銘柄だけでなく、ライバル企業の財務状況や業績や動向を合わせて分析することが求められます。
「比較会社」に名前を連ねる企業は、会社四季報の担当者が「時価総額が近い会社」「営業管轄地域が近い会社」といったライバル企業を選定してくれているので、まずはその企業を四季報で確認するといいでしょう。
まとめ この記事が30秒で理解できる!
会社四季報の「業種」には、会社の業種・時価総額順位が書かれており、投資対象が安全度を確認する一つの判断材料になります。
「比較会社」では、「時価総額が近い会社」「営業管轄地域が近い会社」が1社から3社ほど挙げられています。
それらのライバル企業は、投資対象の銘柄を決める際に分析が必要となるので、情報を俯瞰でみるのに「比較会社」は役立ちます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。