こんな悩みはありませんか?
- 転売を副業にするときの税金はどうすればいいの?
- メルカリで不用品を売ったんだけど確定申告は必要なの?
- 転売で収益が結構出ちゃったんだけど、税金はどうやって払うの?
この記事の信頼性
マネブロは、メルカリ転売で月商100万円、月利益30万円以上の実績があります。また、法人を6社経営しており確定申告の経験は豊富です。
税金を支払うためには確定申告をしなくてはいけないって知ってた?
副業として初心者におすすめな転売ですが、初心者であるために「税金を払うべきか?」が分からないという方も多いことでしょう。
今回の記事では、転売で収益を得た場合の納税の仕方や、税金を納めなくてもいい場合などについて解説します!
目次
転売で稼いだら確定申告が必要
日本の法律上、所得に対して所得税と住民税が発生します。そのため、収入があったら税金を支払う必要があります。
給与だけのサラリーマンであれば、会社が収入を源泉徴収してくれますが、転売である程度の収益が生まれたら確定申告をしなければいけません。
確定申告とは、毎年1年間(1月1日~12月31日)で得た所得にかかる税金額を計算し、税務署に申告及び納税することをいいます。
つまり、1年間の収益に対して税金額を計算して納税します。
転売でかかる税金とは?
転売でかかる税金は、「売上」に対してかかる訳ではなく「利益」に対して課税されます。
ここが勘違いされやすいのですが、例えばヤフオクで商品が10,000円で売れたとします。その商品を購入した金額が6,000円だったとします。
この場合、税金がかかるのは、売れた金額(売上)の10,000円ではなく、売れた金額10,000円から購入した金額6,000円を引いた4,000円が利益です。
つまり、売れた金額ではなく、購入した金額を差し引いた金額が確定申告の対象ということです。
さらに詳しく!
ここでいう購入した金額6,000円を経費といいます。この経費には、購入した金額だけでなく、送料、梱包費、販売手数料なども含みます。
確定申告が必要ない場合
転売で利益を得たとしても、確定申告が必要ない場合があります。転売利益が年間20万円以下もしくは38万円以下だった場合、確定申告は必要ありません。
副業で年間利益が20万円以下
会社員の方など給与を受け取っていて、副業として転売をしている方の場合です。転売収益が年間20万円以下であれば確定申告は必要ありません。
本業で年間利益が38万円以下
転売収益しか収益がなく、年間38万円以下の場合は確定申告は必要ありません。
つまり、副業として転売を行う専業主婦や学生が専業アルバイトで行う場合は、こちらに該当する場合があります。
転売した商品が生活用動産
「生活用動産」を転売したことによる収益は、課税対象にはなりません。
生活用動産とは、通常の生活を送る上で必要な「衣服・家具・日用品」などのことを言います。
つまり、Tシャツやスカートなどの衣服や、テーブルやテレビなどの家具や家電を転売しても、課税対象にはなりません。
しかし、生活用動産を営利目的で仕入れた場合は、課税対象になります。事業として継続性があり、売上や出品数が明らかに生活動産の域を超えていると判断される場合は営利目的と判断されます。
しかし、営利目的の判断基準に、明確な数字が設けられているわけではありません。それを生活用動産と判断するか、事業と判断するかは、最終的に税務署の判断に委ねられます。
ここに注意!
貴金属、宝石など1個(1組)30万円を超える商品を販売した場合は、課税対象となる場合があります。貴金属や宝石ではなくても、ゲームや本などでも価値が上がり30万円以上するのであれば、課税対象になります。
確定申告を怠ると...
確定申告を怠ると、脱税となり場合によっては逮捕されるケースもあります。税務署から何も言われないからと放っておくと、大変な目に合うので注意が必要です。
ここがポイント!
確定申告を忘れてしまった場合は、5年間であれば遡って申請できます。5年以内に申告漏れがある場合は必ず申告しましょう。
余分に納税しなくてはならない
確定申告が遅れると、以下の税金を余分に支払う必要になります。
- 無申告加算税
- 延滞税
無申告加算税とは
確定申告の期限までに申告をしなかった場合は「無申告加算税」に該当します。
無申告加算税に該当した場合、税額50万円以下の方は追加課税15%、50万円以上の方は追加課税20%が課税されます。
ここに注意!
以下の場合は無申告加算税が免除されることがあります。
- 期限後申告の後、税額を期日までに納付したこと
- 期限後申告日から過去5年間のうちに、無申告加算税もしくは重加算税を課されたことがないこと
延滞税とは
税金を納期限までに納税しなかった場合は「延滞税」にが該当します。
延滞税は税金の納期限の翌日から遅延した日数に応じて、追加で税金を納める必要があります。
課税される金額は期間によって異なり、申告が遅れるほど課税される金額が高くなります。
原則として、期限から2ヶ月以内であれば7.3%、期限から2ヶ月を経過してしまったら14.6%延滞税が課せられることになります。
医療費控除などが受けられない
確定申告を行うことで、基礎控除・医療費控除など様々な控除を利用することができます。
例えば、「医療費控除」を利用すると、年間10万円を超える医療費を支払った場合、税額を減額することができます。
しかし、確定申告を怠れば控除制度を利用できません。確定申告をしなければ損をすることになるため、確定申告は必ず行いましょう。
確定申告をしなくても税務署にバレないのか?
確定申告は大変です。本来しなければいけないものも、日々忙しいと忘れてしまうこともあるかと思います。
小さな金額であれば、確定申告をし忘れても、税務署は恐らく何も言わないでしょう。「何も言われないから大丈夫だ。」と思う方もいるかもしれませんが、税務署は見落としている訳ではありません。あなたの収益を税務署は知っています。
その理由は大きくわけて2つです。
企業への取引履歴の開示請求
税務署は、メルカリやヤフオクなどを運営している企業に、取引履歴の開示請求ができる権利を有しています。
何かをきっかけに、税務署があなたの取引履歴を確認したいとなれば、税務署にあなたの情報が全て見られてしまいます。
銀行口座への送金履歴を調査
銀行口座への送金履歴は、税務署から丸見えです。例えばメルカリから銀行口座に売上金を送金すれば、税務署が売上金を確認できます。
まとめ 30秒でこの記事が理解できる!
今回は、転売における確定申告について話しました。
最後に、改めて確認したいと思います。
確定申告が必要な場合は、
- 転売が副業で、転売収益が年間20万円を超えた場合
- 転売が本業で、転売収益が年間38万円を超えた場合
です。
確定申告を怠ると、追加で税金の支払いが必要になったり、最悪逮捕もあり得ます。
必ず確定申告をして、真っ当に転売に取り組みましょう。
確定申告の詳しいやり方については、別の記事で解説したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。