こんな悩みはありませんか?
- 株式投資ってどんな投資なの?
- 株式投資はどうやってお金を稼ぐの?
- 株主優待券てどうやったらもらえるの?
誰でも一度は、株式投資という言葉を聞いたことがあると思います。
しかし、株式投資に取り組んでいる方は少なく、難しい印象があります。
そこで、この記事では、株式投資初心者にもわかるように、株式とは?株式投資のメリットは?について解説します。
「株式」とは何か
企業は、事業を行うために、様々な資金がかかります。例えば、事業拡大のために人を雇ったり、自社倉庫の建設をするのにも資金が必要です。
その資金を用意するための手段として、企業は「株式」を発行します。
株式とは、資金調達のために発行する有価証券のことです。
企業の株式を購入した方を「株主」と呼びます。
株主になると、配当を受け取る権利や、会社の経営に参加する権利を持ちます。
また、株主優待制度の権利も得ます。
「株主」になる方法
株主になる方法は、上場企業と、非上場企業で異なります。
さらに詳しく!
上場とは、証券取引所で自社の株式を公開することを意味します。証券取引所に株式を公開することで、たくさんの投資家の目に付きます。すると、自社の株式を購入してもらえる可能性が高くなるので、資金調達がしやすくなります。
ちなみに、上場企業は3,717社(2020年7月21日現在)あります。国内の企業は約382万社(2016年現在)のため、上場企業は全体の0.09%しかありません。
上場するためには、「事業の継続性」「経営の健全性」「事業内容の開示適正力」などが評価されるため、非常にハードルが高く、多くの企業はその条件を満たせません。
非上場企業の株主になるためには、企業の担当者と直接的に交渉することが必要です。
証券取引所に株式が公開されていない以上、人間関係のある人達の中で株式の売買が行われるからです。
一方、上場企業の株式の場合は、証券会社に口座を開設します。
証券会社には、野村證券や大和証券などの店舗のある証券会社や、SBI証券や楽天証券などのオンライン証券会社があります。
「株主」になるメリット
株主になることで、3つの大きなメリットがあります。
- 配当金が受け取れる
- 値上がり益を狙える
- 株主優待制度の権利を得られる
配当金
株主は、企業の業績に応じて、配当金が受け取れます。
配当金とは、企業の事業活動によって利益を生み出したときに、その一部を株主に還元するもので「インカムゲイン」とも呼ばれます。
配当金の金額は、企業の業績によって変わり、もし業績が悪い場合は無配当ということもあり得ます。
一方で、業績がよかった場合は、配当金も増えていくことが期待されます。
どのくらいの配当金がもらえるかに関しては、配当利回りという数値が参考になります。
配当利回りとは、「株価に対して何パーセントの配当が得られるのか?」を示す指標で、各証券会社のWebサイトで簡単に確認できます。(参考:三菱UFJ FGの配当利回り)
上記の三菱UFG FGの場合は、「6.03%の配当」が期待できます。
もちろん、業績により上下することもあります。
「株式」はリスクを含んでいる金融商品ですが、超低金利の預貯金と比較すると、「6.03%配当」は魅力的でしょう。
配当金は、多くの場合「株主総会」により決議されます。
株主総会とは、株主のみが参加できる場であり、株主会社の最高意思決定機関です。
つまり株主総会で、株主自らが配当金について決定することができます。
値上がり益
株式で利益を得る方法としては、配当金のほかにも値上がり益があります。
値上がり益は、株式を購入した金額よりも、高い金額で売却することで得られる差額の利益のことで、キャピタルゲインとも呼びます。
値上がり益は、企業価値が上がるにつれて上がっていくもので、一般的に配当金よりも大きな利益が期待できます。
そのため、株主は、企業の業績が上向くように、株主総会で意志を表明できるのです。
株主優待制度
株主優待制度とは、値上がり益と配当金のほかに、株主のみに優待されるプレゼントのようなものです。
具体的には、その企業の金券、割引券など様々なものが配布されます。株主優待制度は、すべての企業が行っている訳ではなく、企業によって異なります。
ここがポイント!
その企業が株主優待制度を行っているかどうかは、その企業のホームページ、ヤフーファイナンスや「会社四季報(巻末)」で確認することができます。
この記事では、「吉野家HD」「東京テアトル株式会社」「株式会社ビックカメラ」の株主優待内容について紹介します。
「吉野家HD」の株主優待制度
牛丼で有名な「吉野家HD」の株主優待制度は、年2回、株主の持株数に応じてサービス券を利用することができます。(2020/6/27現在)
最低100株から999株を保有している株主は、10枚セットの300円の割引券を利用することができます。
1,000株から1,999株を保有している株主には「20枚セットの300円の割引券」、2,000株以上を保有している株主には「40枚セットの300円の割引券」と、持株数によって内容が変わります。
「東京テアトル株式会社」の株主優待制度
「東京テアトル株式会社」は、首都圏を中心に映画館を営業している企業です。
株主優待制度の内容としては、年2回、映画ご招待券と割引券を、持株数に応じて発行しています。
最低100株以上で「4枚の映画ご招待券と割引券」を、2,000株以上で「48枚の映画ご招待券と割引券」を発行します。
「株式会社ビックカメラ」の株主優待制度
家電製品などを販売しているビックカメラの株主優待制度は、1枚1,000円の買物優待券を株主の持株数に応じて、年2回発行して配布しています。
持株数が、100株以上から500株未満の方には「買物優待券を1枚」、10,000株以上の株主の方には「買物優待券を25枚」発行します。
さいごに 30秒で分かる
この記事では、株式投資の基本とメリットを解説しました。
株主になる大きなメリットは、
- 配当金が受け取れる
- 値上がり益を狙える
- 株主優待制度の権利を得られる
の3つです。
株式投資は、企業の成長に伴い、利益が大きくなる金融商品です。
配当を目的として購入するのもいいと思いますが、興味のある企業、応援したい企業の株式を購入するのもいいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。