こんな悩みはありませんか?
- 転売やせどりにおける理想の利益率を知りたい
- 利益率の計算方法を知りたい
- 利益率を上げる方法を知りたい
転売やせどりをしている際に、利益率を気にしたことはありますか?
利益率は、転売やせどりが順調に行えているかの指標であり、販売価格の目安になるため非常に重要なものです。
一般的に、転売やせどりにおける理想的な利益率は20~30%と言われています。
また、利益率を上げることによって、作業時間の短縮や売り上げの増加につなげることもできます。
この記事では、利益率の出し方と利益率を上げる方法について、詳しく解説していきます。
それでは、本編をどうぞ!
目次
転売における利益率の目安
転売やせどりにおける基本的な利益率の目安は20~30%と言われています。
もちろん、商品のジャンルや仕入れ先によって状況は変わるので、この数字はあくまでも目安です。
安定して収入を得られ続けるバランスのいい利益率の目安が20~30%という数字なのです。

利益率の求め方
利益率は、「利益(販売価格-経費)÷販売価格×100」という計算式で求められます。
経費には、仕入れ値や手数料・送料といったものがすべて含まれます。
それでは実際に、例題を用いて利益率を求めてみましょう。
例題
- 販売価格:5,000円
- 仕入れ値:3,000円
- 販売手数料:300円
- 送料:500円
「仕入れ値」「販売手数料」「送料」はすべて経費です。
したがって、「3,000円+300円+500円」となり、今回の経費は3,800円です。
次に利益を算出します。
利益は、販売価格から経費を差し引いた金額なので、「5,000円-3,800円」で、今回の利益は1,200円となります。
そして最後に、利益率を求める「利益÷販売価格×100」の計算式に当てはめます。
利益が1,200円で販売価格が5,000円なので「1,200円÷5,000円×100」となり、この商品の利益率は24%ということが求められます。
利益率を上げるには?
もっとも簡単に利益率を上げられるのは、販売価格を上げることです。単純に利益が増えるので、利益率の上昇につながります。
しかし、販売価格を上げすぎると、商品がさばけず在庫を抱えてしまうという恐れがあります。
そこで、経費を抑えることで販売価格を上げすぎずに利益率を上げることもできます。
経費削減は、顧客の影響を受けずに対応できるので、工夫次第で効率よく利益率を上げられます。
そして、それらにつながるテクニックとして、複数の販売先を利用するという手法があります。
幅広い市場を持つことで、さまざまなメリットが生まれます。
さらに、転売やせどりにおいては、利益率の高いジャンルというものが存在します。
安くで手に入るものや、高い売り上げが見込めるものがそれにあたり、利益率に直結するので知っておいて損はないでしょう。
利益率を上げる4つの方法
- 販売価格を上げる
- 経費を抑える
- 複数の通販サイトを利用する
- 利益率の高いジャンルを知っておく
販売価格を上げる
経費に大きな変動がなければ、単純に利益(儲け)が増えるので利益率は上昇します。
「最低価格でなければ売れない」という意識を持っている人がいるかもしれませんが、実はそんなことありません。
通販サイトを利用する人の中には、衝動買いをしてしまう人や、複数サイトでのリサーチをせずに購入を決める人が一定数存在するからです。
下記の商品は、ほとんど同じタイプのマッサージ機ですが、10,000円以上も違う価格で取引が成立しています。
転売やせどりにおいて、相場よりも高い価格で売れるというケースは少なくないのです。
ただし、相場から大きくかけ離れた金額を設定してしまうと、そもそも商品が売れず在庫を抱えてしまう恐れがあります。
まずは、利益率が15~20%程度になるように販売価格を逆算して設定してみるといいかもしれません。
売れない場合は価格を下げるのも仕方がないですが、もし売れ行きがよさそうならば、利益率が20~30%になるまで価格を引き上げて様子を見るのもよいでしょう。
経費を抑える
経費削減は、商品の売れ行きとは違って顧客に依存しないので、効率よく利益率を上げることができます。
経費を抑える代表的な方法としては、複数の仕入れ先を利用することです。
同じ商品でも、仕入れ先によって大きく仕入れ値が変わる場合があります。仕入れる際には、できるだけ多くの仕入れ先を検討するのがよいでしょう。
アマゾンや楽天といった国内の通販サイトでセールの商品を探すのもいいですが、さらに経費を抑えたい人は中国をはじめとする海外サイトから輸入するのがおすすめです。
なかでも仕入れ先として有名なのが、中国ECサイトのアリババというサイトです。
商品の単価が非常に安く、まとめ買いをすることで、さらに割引をしてくれることもあります。
例えば、下記の検温器をアマゾンで買うと3599円+税です。
一方で、アリババで同様の検温器を見てみると、2個から999個の場合、3.50ドルなので約380円です。
このサイズの商品の中国から日本へ送料は、高く見積もっても1500円程度なので、約1700円ほど安く購入ができることになります。
商品を複数個まとめて購入したとしても、送料はほとんど変わらないので、アマゾンと同様の価格で商品を6つ確保できることになります。
海外のサイトから商品を仕入れる場合、送料に大きな差が出てくることが多々ありますが、アリババでは出品者と交渉をすることで送料を無料にしたり多少まけてもらうこともできます。
送料は出品者や、配送方法、商品のサイズ・重量に依存するため、その都度確認が必要になりますが、そういった手間を加味しても海外サイトを利用する価値は十分にあるといえます。
アリババの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
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アリババの登録から商品購入までを画像つきで丁寧に解説!
続きを見る
複数の通販サイトを利用する
複数の通販サイトを利用した方が良い理由は、サイトによって売れやすい商品や価格の相場、手数料・配送料などが異なるからです。
同じフリマアプリである「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」を比較しても、ユーザーの層も数も違うので、価格の相場や売れやすい商品が異なります。
「同じ商品でもメルカリの方が高く売れた」というケースや、「メルカリでは全く売れないけどラクマだと複数注文が入った」というような例もあります。
また、サイトによって配送方法や手数料も少しづつ違っているので、商品によって使い分けることで送料・手数料を抑えられる可能性があります。
例えば、メルカリは販売手数料が10%ですが、ラクマは3.85%です。
つまり、まったく同じ価格で販売した場合、ラクマの方が利益(儲け)が高いのです。
1つのサイトのみで活動している人は、別のサイトの使用を視野に入れてみるのもいいかもしれません。
メルカリ・ラクマ・PayPayフリマの違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
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【徹底比較】メルカリ・ラクマ・PayPayフリマを出品者目線で比較!
続きを見る
利益率が高い転売ジャンルを知っておく
安くで仕入れられるものや、比較的高値で取引されるものは、利益率が高いジャンルとして知っておくべきでしょう。
例えば、カードやフィギュア、ゲームといったおもちゃなどは、一定数マニアの方がいるために想像以上の高値で販売できるケースがあります。
数量が限られている限定品や、生産が終了しているものであれば、もともとの販売価格の数十倍で売れることもあります。
また、電化製品も高利益が見込める人気ジャンルのひとつです。
家電などは仕入れ値が高くなりやすい印象ですが、最新モデルの発売により型が古くなった製品などは安くで手に入ることもあります。
特に生活の身近にあるスマホ関連のアクセサリーやイヤホン、パソコン周辺機器であるキーボードやマウスなどは時期を問わず安定した売り上げが見込めます。
ただし、ここで気をつけたいのは、手当たり次第にいろいろなジャンルに手を出してはいけないということです。
ジャンルが変われば、相場観も違ってきます。市場の調査に時間をかけていると、仕入れ・販売に手間取って商品の回転率が下がってしまう恐れがあります。
どんな商品を中心に転売をしていくかを考えて、利益率が安定するまでは、いくつかのジャンルに絞って仕入れ・販売をすることをおすすめします。
利益率を意識する際の注意点
利益率を上げようと意識すると、単価が高い商品を仕入れるようになりがちです。
単価が高い商品は、その分売れにくく、在庫として抱えてしまって最終的に赤字の原因になりかねません。
また、どれほど利益率が高くても、利益(儲け)が低いと意味がありません。
例えば、販売価格が500円で利益が300円だった場合の利益率は60%です。しかし、この商品を20個販売しても合計の収益は6,000円ほどです。
一方で、販売価格が5,000円で利益が1000円だった場合、利益率は20%ですが、10個販売するだけで収益は10,000円となります。
利益率を意識するのは重要ですが、あくまで指標のひとつであり、計画的な仕入れ・販売を心がけるようにしましょう。
まとめ 30秒でこの記事が理解できる!
今回は、転売やせどりにおける理想の利益率や、利益率を上げる方法などを紹介しました。
転売やせどりにおける理想の利益率は、20~30%です。
利益率が低すぎると作業量に見合った利益が得られず、利益率を高く設定すると商品がなかなか売れません。
「利益÷販売価格×100」の計算式を使って、現在の利益率や目標の利益率を算出してみるとよいでしょう。
利益率を上げる方法は以下の4つです。
- 販売価格を上げる
- 経費を抑える
- 複数の通販サイトを利用する
- 利益率の高いジャンルを知っておく
幅広い市場に目を向けて、しっかりリサーチを行い、効率の良い転売ができるように頑張りましょう。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。