こんな悩みはありませんか?
- モリンダの会員に勧誘されていて困っている
- モリンダの勧誘がどんなものか知りたい
ネットワークビジネスのモリンダの勧誘を受けて、説明会に参加してきました。
私自身はネットワークビジネスの説明会に40社近く参加し、年間で150名以上のネットワークビジネスの会員から話を聞いているので、特段身構えることもなく、公平な目線で話を聞くことができます。
この記事では、中立の立場で、モリンダの勧誘体験をレポートします。
現在モリンダの勧誘を受けている方や、AMWAYやニュースキンなどの他のネットワークビジネスに取り組んでいる方、勧誘を受けている方の判断材料になればと思います。
結論として、モリンダの事業説明はノニジュースや報酬プランの説明を上品にされただけで、あまり面白いものではありませんでした。終始穏やかな雰囲気であっさりしたプレゼンだったので、気持ち的な負担がなかったのは幸いでした。
ちなみに、私はモリンダに入会をしていないので、この記事は勧誘目的ではありません。
それでは、本編をどうぞ!
目次
モリンダとは
モリンダとは、栄養補助食品を始めとして化粧品などを取り扱っているMLMの企業です。
親会社はアメリカのニューエイジ・ビバレッジコーポレーションで、国内でも有名なARIX(アリックス、本社米国ユタ州)、ゼンノア(本社米国ユタ州)などネットワークビジネス企業と経営統合しています。
ノニジュースを主力製品としており、2020年度には120億円の売上高を記録しています。
本社は1996年にアメリカのユタ州にて設立され、1999年に日本市場にモリンダジャパン合同会社として参入し、現在では75か国以上で製品が愛用されています。
主力製品であるノニジュースはその独特な味から、Youtuberが企画で取り上げたり、健康ジュースとして芸能人が愛用していたりと最近では知名度も上がっているようです。
モリンダの勧誘の流れ
モリンダの話を聞くことになったのは、友人の紹介で会った恋愛コンサルティングをしている40歳の男性、伊藤さん(仮)と知り合ったことがきっかけでした。
その男性は、恋愛コンサルタントとして日々人脈を形成するために色々な方と積極的に会っているそうで、そのうちの一人からモリンダの勧誘を受けているとのことでした。
話を聞いていると、全く興味もないのにうっかり説明を聞くことを了承してしまって、ちょっとこわい気持ちもあるしどうしようかな、と悩んでいました。
私が何社もプレゼンを聞いた経験があることを伝えると、一緒に聞きに行ってくれないかと頼まれ、断る理由もなかったので同席することに。
念のため、男性を勧誘していたモリンダの方にも確認を取るために「僕の知り合いのネットワークに詳しい方もぜひ一緒に聞きたいとのことなのですが大丈夫ですか?」と連絡して、先方にも問題なくOKをもらったので当日一緒に行くことになりました。
モリンダの勧誘当日
指定したカフェに到着してから判明したのですが、1階が一般のお客さんも利用することができる普通のカフェで、2階がモリンダ会員専用のサロンになっており、関係者しか入る事ができない場所でした。
今回は、その会員専用のサロンにて話を聞くようです。
1階のカフェとは別の入り口らしく、裏口に案内されて螺旋階段を登ると、2階のカフェスペースに入れる仕組みになっています。
2階のサロンスペースでは、モリンダである程度の売り上げを達成している人たちが働いており、全員ボランティアだそうです。
「収入がある程度あるから、楽しく、やりたくてやっている。」というスタンスで、売上がないとここでスタッフすることはできないため、スタッフとしてボランティアに参加できることが一種のステータスになっているようでした。
伊藤さん(仮)をモリンダに勧誘したのは、35歳くらいの女性。普段はOLで働いている真面目そうな女性で、黒いスーツを着て、髪もセットしていてちゃんとした女性、という印象を受けました。
しかし、最初に挨拶した以降一言も発さず最後までじーっと黙って話を聞いていたのは少し怖かったです。
当日モリンダの説明をしてくれたのは、細身の小綺麗な50代くらいのおばさまでした。
ブランドものを着けているわけでもなく、特別派手というわけでもないし、どこにでもいそうな
普通の女性です。
ただ、話始めると終始自分のいるグループのリーダーさんがすごい、という話ばかりで自己紹介はほとんどしなかったので経歴などは不明です。
席に着いて注文しようとメニューを見ていたら、このカフェがいかにオーガニックにこだわっていて
健康についてどれだけ配慮しているかなど、長々とカフェの良いところについて話されました。
みわこさん(仮)というトップリーダーがいて、カフェのスタッフを含めみんなその人のグループのメンバーらしく、会社からも一目置かれているくらい影響力のある人のもとで活動しているそうです。
みわこさん(仮)のグループでは紙一枚の資料を使って説明しており、誰でも説明できるようにと
作ってくれたみわこさん(仮)が作ってくれた資料とのこと。
この資料はグループの人しか使えないので、モリンダの中でもこのグループで活動するメリットが大きいと伝えたいようでした。
あとで聞かされたことですが、当日のカフェも、実はみわこさん(仮)が経営していて「カフェも作ってくれて、私達が活動しやすいようにしてくれている」とずっとみわこさん(仮)の素晴らしさについて聞かされました。
資料の話が出たところで、ようやくモリンダの事業内容について説明が始まりました。
主製品「タヒチアンノニジュース」の特長
会社自体の説明はなく、モリンダが扱っている製品について解説を受けました。
モリンダで扱っているノニジュースの原材料である「ノニ」は、フレンチポリネシアなどの南太平洋地域で、健康意志のために古代から食されてきた有用植物といわれています。
モリンダ社はノニジュースのパイオニア企業として、先駆けてノニジュースの販売を始めて、今では75か国以上で製品が愛用されています。
タヒチアンノニジュースの成分
フレンチポリネシア産ノニは理想的な環境下で育ち、ミネラルや栄養成分を豊富に含んでいるそうです。
炭水化物、20種類のアミノ酸たんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂肪酸など275種類以上の成分が含まれています。
使用しているノニは無農薬で、保存料や安定剤は無添加、甘味料も不使用となっています。
タヒチアンノニジュースの効果
モリンダのノニ製品は、高難度のEUノベルフード認定を受けており、食品の安全性に関してEUの欧州安全性評価機関(EFSA)が実施する審査のことで、認定されるとEU市場での販売が認可されています。
ノベルフードを通し、タヒチアンノニジュースには急性・亜慢性毒性、アレルギー性、催奇性、発がん性がないことが証明されているとのことです。
モリンダの製品であるタヒチアンノニジュースはノニを使用した食品として、世界で初めてノベルフード認定を取得しました。
モリンダ製品は世界反ドーピング機構(WADA)の認定を受けた分析機関などで検査を受け、「禁止リストに基づく物質が含まれていないことが証明されています。
アスリートの方々は、モリンダ製品をトレーニング計画に安心して取り入れることができるそうです。
また、アメリカの医師なら必ず持っているといわれる医師のための参考書である「PDR」に、モリンダ製品は健康補助食品として掲載されています。
136報にもおよぶ論文がモリンダ社および共同研究先から発表されており、健康食品会社としてはトップクラスになります。
最後に、みわこさん(仮)が掲げている「お金と健康と、そして何より友人が大切です」という考え方のとおり、これだけ認められているものだから、モリンダは儲かる仕事なんですよ、と言われました。
モリンダの報酬プラン特徴
モリンダの登録では、会員は直営店という扱いになり登録料4600円がかかります。
毎月の購入は、ノニジュース4本入りを1ケースとして購入します。金額は月に27000円です。
クーリングオフは20日以内となっています。
モリンダは、ネットワークビジネスの報酬プランのなかでもユニレベルを採用しており、組織図を作る際には何系列でも作ることが可能です。
ユニレベルボーナス&ファストスタートボーナス
自分の直接の紹介で登録した会員がいた場合、最初の2か月は売上の20%がコミッションとして支払われます。
ひとりにつき27000円の売上がたっているので、もらえる金額は4000円となります。
3か月以降は1%に下がるため、それ以降のコミッションは200円になる計算です。
例えば、自分の直接の紹介による登録が3人いた場合、最初の2か月は12000円もらえて、3か月目以降の毎月のコミッションは600円に変化します。
自分が直接紹介した人から紹介が出た場合や、さらにその紹介から紹介が出た場合などは下記のように変化します。
みんなが3人出したら、という想定でシミュレーションが出されて、最終的には1万人超えるという話でした。
ここに注意!
ちなみに、説明はされませんでしたが、27人の時点で27000円のコミッションが発生するので、毎月の購入分をタダにするのは最速で27人のグループ組織を作る必要があるようです。
プレゼン後のクロージング
モリンダのプレゼンは1時間弱ほどで、滞在時間はおよそ2時間程度でした。
グループのトップリーダーであるみわこさん(仮)の話が多くを占めたので、プレゼンの時間に含めずに考えると、事業内容自体はシンプルだった印象です。
資料の説明が終わると、もう話すことがなさそうで手持無沙汰な様子でした。
こちらに対して質問もなく、特別はっきりしたクロージングをしてこないため、こちらも断るタイミングもなく時間が過ぎました。
説明者はとにかく「とりあえず儲かる仕事ですよ、どうですか?」といった話運びで、あまり上手なクロージングとは言えませんでした。
プレゼン自体も紙に沿って話してるだけで、正直なところ「面白い」や「勉強になった」といった心情には一切ならず、ただ上品なおばさまの話を聞いただけの時間になったのが残念に思いました。
モリンダは副業として魅力的か?
モリンダ社自体の説明が状態でプレゼンが終わってしまったので、仕事としてやるにしても判断材料として重要な会社の情報が抜けているのは致命的だなと感じました。
あくまで個人の感想ですが、入会する気には全くなりませんでした。
私は30社以上のネットワークビジネスの事業説明を受けたので、知識ない人は儲かると思って入ってしまうのかな?とも考えましたが、もし私が知識なくても、入るとは思えないというのが最終的な感想です。
報酬プランはシンプルでしたが、3人が3人紹介するという前提で話が進むので、儲かると10回近く言われましたがその根拠が曖昧だと思いました。
まとめ この記事が30秒で理解できる
モリンダは、ノニジュースという特徴的な製品を扱っていおり、業界でもパイオニアとして有名ですが、仕事としてはかなり難しい印象を受けました。
今回はモリンダの中でも、みわこさん(仮)というリーダーさんが作った一大グループで行っている勧誘方法だったので、特殊なケースだと思います。
会員だけが入れる特別なサロンスペースがあったり、そこに行けばモリンダで収入を取っている人にたくさん会えるので、初めて来た人はモリンダがとても稼ぎやすいと錯覚してしまうため、とても巧妙な勧誘方法だなと感じました。
サロンの特別感や、会員のおばさま達の雰囲気の良さが気に入って登録するという人は一定数いるでしょう。
しかし、ビジネスとして収入を確実に得たいと考えている場合は、報酬プランをきちんと見極めて参入するかどうかを決める必要があります。
しつこいクロージングや勧誘はないので、もし話を聞くかどうか悩んでいる人がいたら参考になれば幸いです。