こんな悩みはありませんか?
- Keepa(キーパ)のグラフの見方が分からない
- せどりや転売をする際に、どのグラフに注目すればいいか分からない
- Keepaのグラフを見ても、商品を仕入れるべきかどうか分からない
Keepa(キーパ)は、Amazonで販売されている商品の価格変動の履歴や販売状況、出品者数をグラフで確認できるせどりや転売におすすめのツールです。
Keepaは、商品を安く仕入れたり、市場で需要のある商品をリサーチする際に使えます。
今回は、Keepaのグラフの見方やグラフの設定方法をわかりやすく解説します。画像付きで手順通りに解説するので安心して最後までご覧くださいね。
Keepa(キーパ)の基本的な使い方や基礎知識についてはこちらの記事で詳しく解説しています。 続きを見るせどりツールKeepaの導入から使い方までを解説!Amazon仕入れを格安で行いたい人必見!
目次
Keepa(キーパ)のグラフを設定する重要性とは
せどりや転売を行う上で仕入れは非常に重要です。
仕入れで無駄な時間を費やさないように、作業の効率を良くするためにも、グラフは自分なりに見やすく設定しておきましょう。
そのため、まず始めに、Keepaのグラフを見やすく設定する必要があります。
これは、初期設定のままだと様々なグラフの種類が同時に表示されるからです。
余計な情報のグラフは非表示にして、自分なりに見やすくすることをおすすめします。
例えば、上の図にはKeepaで表示できる全てのグラフが表示されています。
これでは、情報がありすぎて見づらいですよね。
転売のスタイルにより必要とするグラフは多少異なりますが、せどりや転売初心者におすすめのグラフを厳選したので、後ほど紹介します。
まずはグラフを表示したり非表示にしたりする方法を説明します。
グラフを表示(非表示)にするやり方
グラフの右にあるグラフ名をタップ(もしくはクリック)することで、表示したり非表示にしたりすることができます。
例えば、現在表示されている「タイムセール」のグラフを非表示にしたい場合は、右側の「タイムセール」をタップ(クリック)することで非表示にできます。
ワンクリックでできるので、非常に簡単です。
Keepa(キーパ)で表示させるべきグラフ5種類とは
Amazonのグラフ
「Amazon」のグラフは、Amazonが販売している場合の価格推移を表します。
後ほど詳しく解説しますが、Amazonが常に出品している商品をAmazonで出品するのは、得策とは言えません。
なぜなら、Amazonのプラットフォーム上でAmazonに勝てるわけがないからです。
そのため、「Amazonがその商品を出品しているかどうか」は、非常に重要な観点になります。
もしAmazonの出品がない場合は、グラフにはなにも表示されません。
新品(もしくは中古)のグラフ
「新品」のグラフは、新品で売られている価格の推移を表します。
新品の商品を仕入れたい場合は「新品」のグラフを表示させ、中古品を仕入れたい場合は、「中古」のグラフで価格推移を表示させましょう。
New 3rd Partyのグラフ
New 3rd Partyのグラフは、自己配送(送料込み)で販売した時の最安値と注文日を表します。
Amazonなどのネットショップやメルカリなどのフリマアプリでは、送料込みの価格で販売するほうが売れやすいです。
なぜなら、購入するユーザーは送料込みの方が安心できるからです。
不明な送料が後付けされるよりも、商品の値段に含まれている方が安心感やお得感を与えられます。
そのため、New 3rd Partyのグラフで送料込みで販売したときの最安値を確認しましょう。
Buy Boxのグラフ
Buy Boxのグラフは、カートボックス価格で販売した最安値&注文日を表します。
カートボックスとは、Amazonで商品を購入する際に利用する「カートに入れる」ボタンを表します。
多くの方は、Amazonで商品を購入する際は、「カートに入れる」をタップし購入しますが、1つの商品に対して出品者は多く存在します。
画面左側の「新品&中古品」をタップすると、カートボックスとは違う出品者が同じ商品を出品しています。
多くの方はカートボックスから商品を購入するため、カートボックスで出品できるかどうかが販売率の鍵を握ります。
そのため、購入者の多くはカートボックス価格で購入しているため、Buy Boxは必ず表示しいくらで売れているのか確認しましょう。
売れ筋ランキング(有料版のみ)のグラフ
売れ筋ランキングのグラフは、その商品がどれだけ売れているかが分かる指標になります。
ランキング上位の商品は需要が高い商品となるため、その商品を仕入れても売れない可能性が低くなります。
売れ筋ランキングを見て、できるだけ上位の商品を仕入れるようにしましょう。
ランキングが999位以内であれば、かなり上位と言えることができます。
ここに注意!
売れ筋ランキングは、新品と中古品合わせたランキングになります。新品か中古品どちらが売れているか確認する必要がある場合はあるため、確認の仕方は後ほど解説します。
Keepa(キーパ)のグラフの見方とは
Keepa有料版でAmazon商品ページを開くと、上図のよう3つの画面が表示されます。
- 1番上の段が、価格推移を表したグラフ
- 2番目の段が、売れ行きランキングを表したグラフ
- 3番目の段が、出品者数を表したグラフ
になります。それぞれ、抑えるポイントを解説します。
価格推移のグラフ
価格推移のグラフを見る時のポイントは、3つあります。
- 仕入れ値より販売価格が高く、利益が得られるかどうか
- 価格が安定しているかどうか
- Amazonが常時出品しているかどうか
仕入れ値より販売価格が高く、利益が得られるかどうか
仕入れ値より販売価格が高くすることは、転売を行う上の鉄則です。
他のECサイトなどから商品を仕入れる場合は、仕入れ値を確認し、Keepaを使ってAmazonに商品を出品する場合はいくらで販売できるのか確認しましょう。
価格が安定しているかどうか
価格が安定していない場合、いくらで販売できるか予想をすることがが難しいです。
いくらで販売できるか予想が難しくなると、いくらで仕入れば良いか分からないため損をする可能性が高くります。
初心者の方は、販売最高価格と販売最低価格の差が500円以内の商品を選ぶようにしましょう。
特に、販売最低価格は非常に大切です。
どんなに販売価格が乱高下していても、販売最低価格を意識することで、仕入れ値よりも低い価格でしか売れないと言う可能性が低くなります。
例えば、上図の商品の場合、新品での販売最高価格が26,300円ですが、販売最低価格が18,800円のため、18,800円以下で仕入れることができれば利益を得られる可能性は高くなります。
この時に、販売最高価格が26,300円だから23,000円で仕入れれば良いと考えてしまうと、利益を得られない可能性が高くなるため注意してください。
Amazonが常時出品しているかどうか
Amazonが出品しているかどうかは、価格推移グラフのオレンジの部分を見ていただくと分かります。
Amazonが常時出品している商品は、売りづらい傾向があります。
理由は、Amazonが出品しているとカートボックスの出品者がAmazonになるからです。
Amazonが出品している価格よりも、かなり低い価格で出品すれば売れる可能性はありますが、常時Amazonが出品している場合は基本的に売りづらいので避けた方が無難です。
ちなみに、上図の商品は3ヶ月間で2,3日しかAmazonから出品されていないため狙い目だと言えます。
売れ行きランキングのグラフ
売れ行きランキングのグラフを見る時のポイントは、2つあります。
- どれだけよく売れる商品か
- ランキングが1,000以内かどうか
どれだけよく売れる商品か
売れ行きランキングのグラフは、下に行くほどランキング上位を表すため、グラフが下にあればあるほどよく売れる商品です。
売れない商品は上図の悪い例のように、グラフに変動がなく、常に下位に表示されています。
ランキングが1,000位以上かどうか
売り行きランキングが1,000位以内の商品は、良く売れる商品です。
ジャンルや商品などによって1,000位以内でも良く売れる商品はありますが、ジャンル問わず1,000位以内の商品は良く売れる商品と言えるため、転売やせどりには向いている商品です。
売れ行きランキングの右横に記載されている数字は、ランキングの順位を表しています。
出品者数のグラフ
出品者数を確認する場合は、グラフ右横の「アイテム数」を確認してください。
出品者数のグラフを見る時のポイントは、3つあります。
- 出品者数が少ないかどうか
- 出品者数が上昇傾向か下降傾向か
- 出品者数が常時1人かどうか
出品者数が少ないかどうか
出品者の数は、ライバルの数になります。
つまり、出品者数が少ないほどライバルが少ないためAmazonに出品しても売れる可能性が高くなります。
逆に、出品者が多い場合はライバルが多いため売れにくいです。
Amazonに出品する場合は、できるかぎり出品者数が少ない商品を選びましょう。
出品者数が1桁であればライバルは少ないですが、出品者が15人以上いるのであればライバルが多いと言えます。
出品者数が上昇傾向か下降傾向か
出品者数が上昇傾向の場合は価格が下がりやすくなります。
これは、ライバルが多くなり、価格競争が起きることが原因です。
逆に、出品者数が下降傾向の場合は、価格が上がりやすくなります。
特に、メーカーが生産終了しているような商品は、出品者が少なくなり商品の価値が上がるため、価格は上がります。
出品者数の傾向から販売価格を予測し、商品を仕入れましょう。
出品者数が常時1人かどうか
商品によっては、出品者数が常時1人の場合があります。
常時1人しか出品者数がいない商品は、商品を販売しているメーカーの方のみが販売している可能性が高いです。
仮に、メーカーの方しか出品していない商品をAmazonに出品した場合、メーカーから警告が入り出品を取り下げなくてはいけない場合があります。
そのため、出品者数が常時1人の商品は避けた方が無難です。
まとめ 30秒でこの記事が理解できる!
今回は、Keepa(キーパ)のグラフの見方や、グラフを見やすくするための設定の仕方、おすすめのグラフについて解説しました。
まずは、余計な情報をなくすために、必要なグラフだけ表示させましょう。
必要なグラフは、主に5つあります。
表示にさせるグラフ5つ
- Amazonのグラフ
- 新品(もしくは中古)のグラフ
- New 3rd Party
- Buy Box
- 売れ筋ランキングのグラフ
また、Keepaは「価格推移」「売れ行きランキング」「出品者数」を表す3つのグラフがあります。
それぞれのグラフを見るポイントをしっかり押さえておきましょう。
次回は、実際に商品の仕入れ値や価格推移グラフなどを共有し、具体的商品の選定を紹介します。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。