こんな悩みはありませんか?
- あしたでんきの料金プランについて知りたい
- あしたでんきに切り替えることでどのくらい安くなるのか知りたい
基本料金が無料で、人気の高い電力会社が「あしたでんき」です。
東京電力のグループ会社「TRENDE株式会社」が運営している、電力自由化に伴って始まった新電力サービスです。
東京電力が運営母体である安心感と、「基本料金0円」「電力料金一律」が最大の特徴で、使ったぶんだけ電気代を支払う料金プランがシンプルで人気です。基本料金がない電力会社の中でも料金が安く設定されているので、多くの方が節約ができます。
この記事では、「あしたでんき」の評判、特徴や料金プラン、既存料金との比較に関して解説します。
それでは、本編をどうぞ。
ここに注意!
あしたでんきにはガスとセット割がありません。
目次
あしたでんきの評判
下記があしたでんきの評判です。
あしたでんきに決めました💡
電力会社自由化なったとは言え『料金体系よくわからん…面倒くせ』思ってたけど、東電の子会社なのに同地域に殴り込みかけ、わかりやすい、申込簡単ってとこがポイント🎶— JJ (@junyaman_) December 15, 2018
あしたでんきの料金プラン
あしたでんきのプランは「標準プラン」と「たっぷりプラン」の2つのプランしかなく非常にシンプルです。
電力自由化にともない様々な電力会社が参入し、独自のプランを作り差別化を行っています。「昼の電気代が安くなるプラン」「〇kWh以上だと値段が高くなる」など、会社によっては複雑なプランを組んでいるなか、あしたでんきは使用電力量が多いか少ないかだけを選べばいいので、非常にシンプルです。
おすすめとしては、「標準プラン」は2~4人の家庭、「たっぷりプラン」は5人以上の大家族やペットがいる家庭です。
プラン名 | おすすめの家庭 |
標準プラン | 電力使用量の多い2~4人の家庭 |
たっぷりプラン | 5人以上の大家族やペットがいる家庭 |
「標準プラン」の料金体系
あしたでんきの「標準プラン」は基本料金0円・電力料金一律です。
1か月300kWh以上の電力使用量の2~4人の家族で暮らす方におすすめです。
一般的な4人家族の電力使用量は、1カ月で430kWh程度と言われています。ご自身の電力使用量は検針票で確認することもできます。
エリア別の従量料金(電気量料金)を以下に記載します。あしたでんきの料金プランは、従量料金が一律という点が特徴です。地域によって値段の差はありますが、一律なのでわかりやすい料金体系です。
地域 | 電力料金(一律価格) |
東北電力エリア | 26.0円/kWh |
東京電力エリア | 26.0円/kWh |
中部電力エリア | 26.0円/kWh |
関西電力エリア | 22.0円/kWh |
中国電力エリア | 24.0円/kWh |
九州電力エリア | 23.0円/kWh |
東京電力とあしたでんき「標準プラン」の料金比較
東京電力 従量電灯Bと比較すると、120kWhを超えるとあしたでんきが、1kWhあたり0.48円安くなります。
段階電力使用量 | 東京電力 従量電灯B | あしたでんき | |
電力使用量 | 電力料金(1kWhあたり) | 電力料金(一律価格) | |
基本料金(40A) | 1,144円 | 0円 | |
第1段階 | ~120kWh | 19.88円/kWh | 26.0円/kWh |
第2段階 | 120~300kWh | 26.48円/kWh | 26.0円/kWh |
第3段階 | 300kWh~ | 30.57円/kWh | 26.0円/kWh |
契約アンペアが、40Aで月400kWhで比較すると、東京電力 従量電灯Bは年間142,227円、あしたでんきの場合は年間130,776円となり、11,451円の節約です。1か月で換算すると954円の節約です。
契約アンペアが、40Aで月500kWhで比較すると、東京電力 従量電灯Bは年間158,400円、あしたでんきの場合は年間156,000円となり、28,800円の節約です。1か月で換算すると2,400円の節約です。
電力使用量が増えるほどお得になることがわかります。
あしたでんき「たっぷりプラン」の料金
「たっぷりプラン」の料金体系
たっぷりプランは、1か月に700kWh以上の電力使用量の、大家族やペットを飼っている方におすすめです。
たっぷりプランは、標準プランと違って基本料金が一律3,000円かかるものの、電力料金が「標準プラン」より4.5円/kWh安くなります。
地域 | 電力料金(一律価格) |
東北電力エリア | 21.5円/kWh |
東京電力エリア | 21.5円/kWh |
中部電力エリア | 21.5円/kWh |
関西電力エリア | 17.5円/kWh |
中国電力エリア | 19.5円/kWh |
九州電力エリア | 18.5円/kWh |
東京電力とあしたでんき「たっぷりプラン」の料金比較
東京電力 従量電灯Bと比較すると、120kWhを超えるとあしたでんきが、1kWhあたり4.98円安くなります。
段階電力使用量 | 東京電力 従量電灯B | あしたでんき | |
電力使用量 | 電力料金(1kWhあたり) | 電力料金(一律価格) | |
基本料金(50A) | 1,430円 | 3.,000円 | |
第1段階 | ~120kWh | 19.88円/kWh | 21.5円/kWh |
第2段階 | 120~300kWh | 26.48円/kWh | 21.5円/kWh |
第3段階 | 300kWh~ | 30.57円/kWh | 21.5円/kWh |
契約アンペアが、50Aで月400kWhで比較すると、東京電力 従量電灯Bは年間139,668円、あしたでんきの場合は年間139,200円となり、5,616円の節約です。1か月で換算すると468円の節約です。
一般的な、東京電力の従量電灯Bや関西電力の従量電灯Aの料金プランは、電力使用量が増えれば1kWhあたりの金額が高くなります。
東京電力や関西電力は、電気を使えば使うほど電気代が高くなりますが、あしたでんきは電力料金が一律なので、電力使用量が多くなるほどお得になる仕組みです。
一方で、電力使用量の少ない一人暮らしや共働きの2人暮らしなどには、あまりおすすめできません。もちろん、従来の電気代より安くなる可能性はありますが、電力使用量の少ない方は「シン・エナジー」などの電力会社の方が節約に繋がります。
あしたでんき「標準プラン」「たっぷりプラン」の料金比較
ここでは、実際に50Aで東京電力従量電灯Bプランと「標準プラン」「たっぷりプラン」の料金と節約額を計算します。
東京電力従量電灯Bプランから「標準プラン」に切り替えると確実に電気代を安くすることができます。
「標準プラン」と「たっぷりプラン」を比較すると、月600kWhの場合は「標準プラン」が月300円お得になります。一方、月700kWhの場合は「たっぷりプラン」が月150円安くなります。
月600kWまでは「標準プラン」月700kW以上は「たっぷりプラン」がおすすめです。
東京電力従量電灯Bプランが唯一安くなるのは、たっぷりプランで月の電力使用量が400kWhのときだけです。
電力使用量 | 東京電力従量電灯Bプラン | 標準プラン | たっぷりプラン | お得 |
月400kWh | 10,560円 | 10,400円 | 11,600円 | 標準プラン |
月500kWh | 14,439円 | 13,000円 | 13,750円 | 標準プラン |
月600kWh | 17,466円 | 15,600円 | 15,900円 | 標準プラン |
月700kWh | 20,523円 | 18,200円 | 18,050円 | たっぷりプラン |
月800kWh | 23,580円 | 20,800円 | 20,200円 | たっぷりプラン |
「あしたでんき」の特徴
あしたでんきの「標準プラン」は基本料金が0円と一律の料金が特徴で、「たっぷりプラン」は基本料金と従量料金が一律の料金となっているのが特徴です。
あなたに合ったプランが明確になっていることも大きな特徴としてあり、電力会社を切り替えたい方にはありがたいです。
ここでは、あしたでんきの料金プランの特徴だけではなく、あしたでんき全体の特徴をまとめましたのでご覧下さい。
特徴1.ひとり暮らしだと高くなる可能性がある
ひとり暮らしで、電力をほとんど使っていない家庭ではほとんど効果がなかったり、場合によっては今よりも電気代が高くなる可能性があります。
特に基本料金ではなく最低料金が設定されている「関西電力」「中国電力」は、あしたでんきの基本料金0円の恩恵が小さくなります。
ひとつの目安として、電気代が月3,000円程度であればマイナスになる可能性もあるので、切り替えない事が無難でしょう。または「シン・エナジー」などの電力会社を検討しましょう。
特徴2.法人は契約できない
「あしたでんき」は、契約電流が10A以上60A以下あるいは、最大需要容量が6kVA未満である一般家庭向け(低圧)に限って契約できます。
法人の場合は契約できないため、法人契約のある「Looopでんき」などに契約を切り替えることをおすすめします。
特徴3. 解約手数料0円
あしたでんきは、解約手数料がかかりません。通常は契約開始日から1年契約の自動更新となりますが、中途解約しても解約金等の費用は発生しません。
試しに切り替えてみて、思ったよりも節約につながらなければ、他の電力会社に切り替えることも無料でできます。
契約事務手数料と解約金があるかを確認してから電力会社の切り替えをするようにしてください。
30秒でこの記事がわかる
「あしたでんき」のプランは、「標準プラン」と「たっぷりプラン」の2つあり、月に600kWhまでは「標準プラン」が300円、月に700kWhだと「たっぷりプラン」が150円安くなります。
月の電力使用量700kWhあたりが節約の分岐点となっていますので、検針票よりあなたの月の電力使用量を把握し、プランを選ぶときの判断材料にしてください。
気になる方は、どれくらい電気代が安くなるのか、シミュレーションしてみてください。