こんな悩みはありませんか?
- ネットワークビジネスとねずみ講って何が違うの?
- ネットワークビジネスって詐欺なの?
- 自分が勧誘されたのは、ネットワークビジネスか?ねずみ講か?どっち?
ネットワークビジネスというと、「ねずみ講のことか」「違法じゃないのか」と想像する人が多いのは事実ですが、ビジネスモデル自体は違法ではなく合法です。
この記事では、ネットワークビジネスに対する誤った先入観ではなく、正しい知識を身に付けたうえで、1つのビジネスモデルとしてどういったものなのかを解説します。
また、ネットワークビジネスと同じだと誤解されやすい「ねずみ講」が何かについても解説します。
ここに注意!
当サイトはネットワークビジネスを推奨するわけでも、否定するわけでもありません。正しい知識を身に付けたうえで、あなた自身で判断するようにしてください、
目次
ネットワークビジネスとは
ネットワークビジネスとは、マルチレベルマーケティング(MLM)やマルチ商法とも呼ばれるビジネスモデルです。
このビジネスモデルは、ある商品を紹介して販売したり、購入してくれる人を紹介したりする形で成り立っています。
つまり、消費者が販売システムに参加し、主に口コミのみでネットワークを形成する仕組みで、紹介や商品販売の対価として報酬が得られるようになっているのです。
取り扱う商品は様々ですが、化粧品や健康食品などの消耗品が多いと言われています。
違法でネガティブなイメージを持っている方もいますが、「特定商取引法に関する法律」という法律の中で「訪問販売」「通信販売」「連鎖販売取引」に該当するので、基本的には、法には触れていません。
詳しくはネットワークビジネスに登録すべき?で解説しているので、ぜひ参考にしてください。 続きを見る
【MLM】ネットワークビジネスに登録すべき?3つのメリットと4つのデメリットを徹底解説!
特定商取引法
ネットワークビジネス自体は違法ではありませんが、特定商取引法という法律によって禁止されている行為はいくつかあります。
法律による主な禁止行為は、以下の行為です。
- 勧誘目的だということをはじめに伝えなければならない
- 勧誘前に名前や会社名を名乗らなければいけない
- 「絶対に儲かる」「絶対に効果が出る薬」などの誇大広告をしてはいけない
- 公衆の出入りがない場所で勧誘してはいけない
- 威圧感を感じさせたり、夜遅くまで拘束したりしてはいけない
- 契約時には、概要書面・契約書面の2つを渡さなければならない
基本的には、この法律があることで、消費者の安全を守ることができます。
さらに詳しく!
特定商取引法には、禁止行為だけではなく、一定期間内の契約解約ができる「クーリングオフ制度」や、途中解約時の損害賠償請求に上限を設ける法律が存在します。
ねずみ講とは?ネットワークビジネスとの違い
ねずみ講とは、一言で表すと「無限連鎖講」というものです。
1人が2人を紹介することで、紹介された人の入会費や会費から報酬をもらえ、紹介された2人はさらにそれぞれ2人ずつ紹介し入会金や会費をもらう…というような仕組みの組織を指します。
人を紹介することで、報酬がもらえ、さらに紹介した人がまた誰かを紹介するとより報酬がもらえるといった仕組みです。
この「倍々で増えていく」様子がねずみの子孫繁栄方法に似ているので「ねずみ講」と呼ばれています。
ねずみ講は「違法」
法律的にこのねずみ講は違法とされています。
なぜなら、商品や商材が存在しないためです。
ネットワークビジネスには、きちんとした商品が存在し、その販売網を拡大することを目的としていますが、ねずみ講は、自己利益だけのために組織を拡大することを目的としています。
日本国内では、1980年に起きた「天下一家の会」という代表的な事件がありました。この事件は約112万人を巻き込み、約1,900億円の被害額を出しました。
この様に、過去に社会問題になったにも関わらず、現在でも時代の流行りを利用したり、手法を変えたりして存在しています。
さらに詳しく!
無限連鎖講(むげんれんさこう)とは、金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、2人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配することで、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした金品配当組織のことである。
引用元:Wilipedia
後から始めるほど損をする
ねずみ講は、基本的に商品や商材がない金銭配当組織(マネーゲーム)と言えます。
ねずみ講の目的は、商品や商材がない代わりに、入会金や会費など様々な形で「お金を集める」ということです。
最初に始めた親が一番儲かる様に、報酬が分配されているので、後から始めて組織の末端にいる人は損をするシステムです。
口コミで組織を拡大する点が、ネットワークビジネスと酷似している
ねずみ講とネットワークビジネスは、モデルは似ています。
店舗がないことや口コミ、紹介によって報酬が得られるなど、共通点が多々あります。
しかし、ねずみ講には「商品がない」ので、入会時典で損をすることが確定しています。
「ねずみ講は、必ず被害者を出す」のに対して、ネットワークビジネスは商品が存在し、商品購入の金額が単純に組織の収益となります。
ネズミ講は、刑法で厳しく取り締まりされています。
さらに詳しく!
ねずみ講に参加した場合、以下のような刑罰が科せられます。
- 無限連鎖講を開設し、又は運営した場合は3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金 又はこれを併科
- 業(一定の目的をもって同種の行為を反復継続的に行うこと)として無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金 又はこれを併科
- 無限連鎖講に加入することを勧誘した場合は20万円以下の罰金(1回勧誘しても違反が成立する)
引用元:Wikipedia
まとめ 30秒でこの記事が理解できる!
この記事では、ネットワークビジネスとねずみ講の違いについて解説しました。
ねずみ講は、法律で「違法」だと明確になっています。それに対してネットワークビジネス自体は「合法」です。
モデル自体が似ているため勘違いされやすいですが、「商品の有無」が最大の違いです。
もし、ネットワークビジネスの会社かねずみ講に勧誘された場合、「その組織は果たして安全なのか?」を確認してみてください。
1つの参考として、会社の売上高を見る方法があります。この記事に掲載されている会社は、少なくともねずみ講ではないので、参考になるでしょう。 続きを見る
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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