こんな悩みはありませんか?
- ニナファームに勧誘されて、説明会に行くべきか迷っている
- ニナファームのセミナーが、どんな感じなのか知りたい
友人や知り合いからニナファームのセミナーに招待され、どんな内容なのか気になっていませんか?
この記事の筆者は、ネットワークビジネスの説明会に年間で40社近く参加し、総計150名以上のネットワークビジネスの会員から話を聞いています。
そのため、ネットワークビジネスの勧誘は慣れたもので、変に身構えることもなくフラットに話を聞くことができます。
この記事では、中立の立場で、ニナファームの新規事業セミナーで体験した感想をレポートします。
結論からいうと、MLM独特の雰囲気に一部違和感を感じたものの、現在の日本経済やサプリメントの知識を得ることができたので良いセミナーでした。
ただし、ニナファームの入会に至らなかったのは事実なので、セミナー内容を解説しながら、不満に感じた部分も赤裸々に公開します。
それでは、本編をどうぞ!
目次
ニナファームとは
ニナファームは、アンチエイジングをテーマとした化粧品を中心に健康補助食品(サプリメント)を取り扱うMLM(ネットワークビジネス)の会社です。
ニナファームは、マーヴィン・イディアス博士が率いるB・イディアス博士、T・メルシエ博士などの科学者たちによって1993年フランスにて設立されました。
主に、抗酸化やアンチエイジングの研究をしており、製薬や健康食品、化粧品などを扱っています。
2003年に日本に上陸し、2007年にはニナファームジャポンとしてMLM業界に参入しました。
最先端のテクノロジーと肌にやさしい天然成分を日本人の肌に合わせ、エイジングスキンケアを国内製造・販売していることが特徴です。
2015年には「フレンチビジネス大賞イノベーション賞2015」を受賞しています。
ニナファームのセミナー種類
ニナファームでは、下記のセミナーが開催されているようです。
セミナーとは説明会のことです。
- 新規事業セミナー(事業説明会)
- ダイエットセミナー
- 製品セミナー
- スキンケアセミナー
セミナーによって目的がわかれていますが、ニナファームでは製品に関するセミナーが多いです。
化粧品を試せる「スキンケアセミナー」や、サプリメントを試せる「ダイエットセミナー」なども手広く行っています。
ニナファームセミナーへの勧誘
ニナファームジャポンの新規事業セミナーに参加した経緯は、知り合いの保険営業マンからのお誘いでした。
知り合ってから2回ほど会って保険について色々教えてもらいました。親切で熱心な印象の方でした。
珍しく電話がかかってきたので出てみると、「自分も満を持してネットワークビジネスを始めたので一度話を聞いてほしいです」とお誘いを受けました。
保険営業を頑張っていると思っていたので、最初は驚きました。
ただ、ネットワークビジネスの話であることを隠さずに伝えてくれたことと、「自分が会ってきたなかでも一番感じの良い人だったから伝えた」と言われて、もともと誠実な印象もあったので「そこまで言われたら話くらい聞くのは良いかな」と了承しました。
予定が合わず現地参加が難しかったため、今回はオンラインという形でセミナーに参加をすることになりました。
ニナファームの新規事業セミナー概要
アドバイザーまたはリーダーと呼ばれる、ニナファームの中で高い売り上げ実績のある人物が講師となってセミナーを開講します。
当日の講師は、30代の明るい雰囲気の男性でした。
最初に、司会の方からセミナー参加に際しての注意事項を聞かされます。
その後講師の紹介があり、本人が登場して簡単な自己紹介をしてからセミナー内容に入ります。
新規事業説明会なので、会社、製品、報酬プランの説明はもちろんのこと、なぜ今のタイミングでニナファームをやるべきなのか?といった導入をもとに説明が始まりました。
セミナー冒頭
最初に、現在の日本経済から話が始まりました。
1990年代初頭、日本のGDPは世界ランキング1位を誇っていましたが、2020年は中国に倍以上差を付けられたというデータをもとに、日本政府が取るであろう対策について解説がありました。
老後の備えや、日本の政策が変わって出費が増えること、それらの具体的な金額について提示があり、どう対応するか考える必要性を感じました。
いまアメリカでは、30代でセミリタイアしよう!といった「FIRE」という考え方が流行っているらしく、日本の定年である70歳まで年金を待つのとでは、どちらが良いかを問われました。
最近では複業の時代がきており、昔のお金持ちといえば良い企業に勤めていたら安心という風潮でしたが、今のお金持ちに聞くと、複数の収入減を持っていると答える人が多い傾向にあります。
セミナーの講師は、有名な事業家である堀江貴文氏の言葉を引用して、ビジネス選びの原則である下記4つをポイントとして説明していました。
- 小資本であること
- 在庫を必要としない
- 利益率が高い
- 毎月の定期収入が確保できる
そのうえで、どんな人にも役に立つ、優秀なプロダクツ(製品)と強力なマーケティングプランが不可欠という話でした。
会社の特徴
ニナファームの大きな特徴として、世界最高水準の抗酸化・アンチエイジング研究機関であることが挙げられます。
設立者のマーヴィン・イディアス博士は、いくつかの学会を主催しており、ハーバード大学やJT、HITACHI、SONYなどもその学会に参加していることが強調されました。
そして、ニナファームは、WHO公式研究機関かつ民間最多ノーベル賞受賞(10人)機関であるパスツール研究所とも連携しています。
パスツール研究所は狂犬病、HIVの発見にも貢献している機関です。
フランスのニナファームは、製薬会社や大手化粧品メーカーに供給をしているため、大きな信用もあり、潰れる心配は限りなく少ないのではないかと締めくくっていました。
なお、ニナファームジャパンについてはほとんど言及されませんでした。
製品の特長
会社説明から、ニナファームがどんな研究をしていて、どんな成分を扱っているかという話から製品説明が始まりました。
講師の説明によれば、近年の老化と病気の90%の原因は酸化ストレスであり抗酸化が必要だということです。
世界トップの抗酸化の研究をしてるのは世界抗酸化学会であり、そこのトップが、ニナファーム創設者のマーヴィン博士で、その博士が開発したのが、オキシリアという成分です。
ではそのオキシリアとは何なのでしょうか。
人はみな、「SOD酵素」を持っており、それが体内の活性酸素を食べてくれています。SOD酵素は20歳をピークに40歳でがくっと減少するため、それに伴い活性酸素が増加してしまいます。
オキシリアはSOD酵素と同じ働きをしてくれることが、パスツール研究所によって発表されています。
また、長寿の人たちは、共通してミトコンドリアが多いらしく、活性酸素が増えるとミトコンドリアが減ってしまうという研究データがあるようです。
世の中のほとんどのサプリは、胃や肝臓で解毒されてしまいますが、オキシリアは解毒されず成分を留めておけるとのことでした。
ニナファームはオキシリアのアジア独占販売権をおさえており、それを個人で取り扱えるのがニナファームでMLMを行う大きなメリットです。
ここに注意!
セミナーで聞いたとおりの情報をレポートしているので、正しい情報かどうかは注意が必要です。
報酬プランの特徴
一般流通している日用品である、シャンプー、スキンケア、化粧品、ハミガキ、健康食品はニナファームでも扱っています。
安全で最先端で高品質であった場合、どちらを使いたいと思うか。また、ポイントがつくことでよりお得なのはどちらなのか。
普通の日用品でも、良いものがあったら自然と口コミをしますよね。
通常は口コミをしても何ももらえませんが、口コミするとCM料がもらえる仕組みなのがMLMです。
良いものがあるので、知ってもらえませんかと情報を伝えることが仕事になります。
若い世代はインフルエンサーマーケティングに親しみがあり、Youtuberやインスタグラマーが勧めているものを手に取る傾向があります。
若い世代の彼らは、MLMもまっとうな1つの仕事として捉えてくれます。
ニナファームはバイナリーというモデルの報酬プランで、2000年以降に設立された7割近い会社が採用している人気のプランです。
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プラン説明の概要
サプリメントを1つ定期購入する場合、初回費用が15,220円で、月々の定期支払いは12,300(+送料)です。
このとき自分は1つポジションを持っている、という状態になります。
製品1つ=1万ポイントとします。
ポジションを持つことが、報酬発生の条件になります。
販売人として登録をしたいと思ったら、ニナファームジャポンに直接書類を出して購入してもらいます。
なので売るための在庫は必要ありません。
今回は、ニナファームのいくつかあるプランのうち2つを説明してくれました。
ベーシックボーナス
ベーシックボーナスでは、バイナリーという報酬モデルプランを元に収入を計算します。
組織図を右と左にわけて、それぞれの売り上げを比べた時、小さいほうのポイント(売り上げ)から報酬が支払われます。
ポイントが少ない方の10%が支払われます。
1つのポジションにつき、支払い上限は250万円です。
メガマッチボーナス
直接紹介した会員の少ないほうの10%×100%(=1,000%?)をもらうことができます。
1人あたり、上限は40万円です。ただし人数制限はありません。
Aさんのベーシックボーナス5万円 → 5万
Bさんのベーシックボーナス80万円 → 40万
会員さんの育成をすると、利益を取りやすい仕組みになっています。(以上、意味不明瞭)
セミナーのクロージング
ニナファームは急成長を続けている会社であり、次回の大阪万博出演が決定しているそうです。
大阪万博の想定来場人数は約3,000万人なので、多くの人の目に触れる機会となるのではと会員の間で期待されています。
ニナファームは、2000年以降、14期連続増収増益を続けている会社でもあり、「導入期」から「成長期」に向けている頃合いなので参入タイミングとしては望ましいようです。
登録した会員の声
20代~30代くらいの女性が3名出てきて、なぜニナファームを始めたのかや現在の活動状況について話してくれました。
3人とも始めたてのようで、緊張しているのが見て取れました。
それぞれ友人からの誘いで始めた人もいれば、親御さんが製品の愛用者だったため登録した人もいました。
印象的だったのは看護師をされている方で、がん治療に関する取り組みに感銘を受けて、ニナファームの製品を広めたいと思い、登録に至ったらしいです。
セミナーを終えた後の感想
オンラインということもあり、実際の現地の雰囲気はわかりませんでしたが、画面越しに40代~50代の方の声が多いように感じました。
講師の方の話がわかりやすかったのは好印象でした。
ただ、ときどきよくわからないタイミングで参加者が笑うのは、演出のようなわざとらしさがあって気になりました。
前半部分では、日本の経済状況や副業の必要性について学べたので、普段そういった知識になかなか触れる機会のない人にとっては勉強になる内容でした。
会社説明については、大元であるフランスのニナファームの説明がメインで、ニナファームジャポンの実績ではない部分が多かったです。
製品も、抗酸化がいかに必要であるかという内容が主軸になっており、具体的な商品については一切説明がなかったので、使ってみたいかそうでないかの判断ができませんでした。
報酬プランですが、一般的なMLMのなかでは初期費用が安い部類の会社だと思います。
また、5つあるプランのうち2つしか説明がされなかったため、事業説明としては不十分に感じました。
付け加えると、自分の購入金額をプラスマイナスゼロにするためには何人くらい紹介すれば良いのかについても説明がなかったので、自分で計算する必要がありました。
さらに、直接の紹介者の中で、収入を大きく作れる人がいれば1人つき40万円まで受け取れるというのは面白いプランですが、2点気になったことがあります。
まず、自分の周りでそこまで大きく組織を作れる人がいるのかという点です。
仮にいたとしても、他力本願でビジネスをスタートするのは危険だと思います。
もうひとつは、直紹介の中で実力がある人をさがし続ける必要があるのが、長期的にみたらナンセンスだと感じた点です。
説明されていない残りのプランについて聞かないうちに、仕事としてやるかやらないかの判断をするのは早いかな、と思いました。
ニナファームに勧誘をされてみて
新規事業のセミナーの開催時間は、1時間半弱でした。
思っていたよりも短い時間だったので、集中して聞くことができました。
会社説明や取り扱い成分の解説は、大手企業の名前が次々と出てきて、一般の人から見た時の信用材料が多いように感じました。
しかし、報酬プランについては、すべてのプランが説明されなかったことや、購入金額を上回るために必要な紹介人数について話がなかったのが気になりました。
セミナーが終わった後、紹介してくれた人からは結局何の連絡もなかったため、勧誘もされずに終わりました。
電話が来て勧誘を受けるのでは、と身構えていたので少し拍子抜けする結果となりました。
まとめ この記事が30秒で理解できる
初めてニナファームの新規事業セミナーに参加しましたが、老後の備えの必要性や日本の経済の動きなどを知ることができ、健康に関する知識も得られたので有意義な時間になりました。
フランスのニナファームは様々な功績があるようでしたが、ビジネスとして取り組むのはニナファーム「ジャポン」なので報酬プランをきちんと見極める必要があると思います。
また具体的な商品の紹介がなかったため、買いたい!ほしい!とは思えませんでした。
オンラインということもあり、直接的な勧誘はなかったので比較的気楽に見ることができたのは良かったです。
なかには強引かつ違法な勧誘があるので、今後参加する可能性がある方は注意して参加してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。